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慶應義塾大学文学部 史学系 日本史学専攻
Department of Japanese History, Faculty of Letters, Keio University

研究会(ゼミ)・卒業論文

近世・近代史

小山 幸伸 研究会
テーマ 日本近世史・近代史
ゼミ紹介 幕末・維新期において、地域経済や地域社会がどのように変化したのか、あるいはどのように連続していたのかを研究します。そのため、テキストの輪読や自治体史に基づく調査などを行うとともに、博物館や文書館などへの見学を実施します。対象地域でのフィールドワークなどを行い、それを発表してもらいます。資料(文字史料および数量的なデータ)を踏まえた分析と併せて、現地調査などによる考察を加味して分析する力を養成し、卒業論文作成能力を高めることを目指しています。
活動頻度 本ゼミ:週1コマ
人数 3年生:8人 
活動内容
本ゼミ
  • 論文輪読
  • 自治体史調査
  • 地域調査の報告
見学会
  • 博物館、文書館などへの見学を行う。
※前任校では所在地(千葉市)の関係で、江戸東京博物館(墨田区)、国立歴史民俗学博物館(佐倉市)、松戸市立博物館(松戸市)、千葉文書館(千葉市)上記のような所を見学しました。見学先は学生とも相談しながら拡充していく予定です。
夏合宿
  • 北総地域の実地調査
 学生と相談して実施内容を決めますが、予定としては、北総地域の実地調査を考えています。同地域には、近世に野馬の放牧場であった所を、明治初年に東京の貧民を救済するために開墾事業を実施した地域が存在します。そのような事業の対象となった小金・佐倉牧の開墾地の実地調査を行いたいと考えています。史料からのみ考察するのではなく、地形や地質などを自然環境や、人々の暮らしぶりなども踏まえて思考できるようになる機会を設けたいと考えています。
研究発表
  • 現地調査と調査報告
 現地調査を踏まえ、いくつかの地域を分担して調査報告をしてもらいます。開墾された地域は、地名にナンバーが付いており(初富・二和・三咲・豊四季・五香六実・七栄・八街・・・)、現在の自治体としては広範囲に及んでいる。これらの地域の自治体史の調査からはじめ、県の統計資料や文書館等(千葉文書館・三井文庫)に保存されている文字史料などを活用し、どのように開墾事業が展開し地域が発展したのかをまとめ、研究発表を行う。それによって、各自の調査能力、文章表現力・構成力を高めていきたい。
テキスト
  • 明治維新史学会編『講座明治維新 7 明治維新と地域社会』有志舎、2013
  • 明治維新史学会編『講座明治維新 8 明治維新の経済過程』有志舎、2013
 その他、各自の興味関心に基づき近世から近代に関する学術研究書を1冊以上読み、授業内でそのブックレビューを発表してもらいます。
  • 卒業論文

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連絡先

慶應義塾大学文学部
       史学系日本史学専攻
〒108-8345
東京都港区三田2-15-45

Mail:
「教員・研究紹介」より
  各教員の「研究者情報DB」参照
FAX:
+81-3-5427-1578


※)4月・10月に定期更新します。
最終更新日: 2023年11月12日