慶應義塾アジア基層文化研究会:臨水夫人の儀礼と「物語」
▲ BACK / NEXT ▼
臨水夫人の映像
- ビデオ1
臨水夫人廟への「進香」。正面はいってすぐのところで紅頭法師と女童が跳舞する。祭神である三夫人のうちのひとり林夫人をまつる童が霊力の活性化のために訪れた。こうしたいわば本家参りを進香という。台南市建業街の臨水夫人廟はふだんは静かだが進香のときは爆竹が鳴らされてにぎやか。
- ビデオ2
法事をおこなう奥の空間にまつられている神像。臨水夫人陳靖姑(中央)、李紗娘(左)のすがたがみえる。
- ビデオ3
裁花。白い花(男の子)と赤い花(女の子)を授かる女性。
- ビデオ4
裁花換頭。道士に花園の手入れをしてもらい、頭に花を挿してもらう。臨水夫人廟ではこれに象徴される花の儀が頻繁におこなわれる。花は新しき生命そのもの。
- ビデオ5
梗花のうち造橋過限。林俊輝道士がを踏み剣を振るって百花橋を聖化する。
- ビデオ6
依頼者の母とむすめが道士に導かれて百花橋を通過する。橋の下には七星燈が輝く。これは生命力の象徴であり、途中で消してはならない。
- ビデオ7
改限。限は関、人の霊の活動を遮るものの象徴。この関を破り厄払いとする。衣服は夫の物で身代わりにもってきた。
- ビデオ8
子供の授からない女性の「花園」には育ちの悪い花があり、これを除かなければならない。道士が花の状態をみて、病んでいる花を折り曲げているところ。
- ビデオ9
「梗花」の科儀書の唱え。女性への祝福。そして花にあった悪しき花をはさみで切り取って依頼者を安心させる。
- ビデオ10
裁花。実際の赤白の花が頭にかざされる。
- ビデオ11
赤ん坊を抱いた母親が百花橋の端に腰かける。道士は関を打ち破りを除く。そして弓矢を取り上げ、母子の目の前で断ち切る。
- ビデオ12
赤ん坊の爪のあいだから悪しき気を出させる。
- ビデオ13
祭改科。元辰を失った青年の限城を打破し、替身を取り出す。そして弓矢を断つ。
- ビデオ14
青年の元神(辰)が回復される。赤い餅は醗餅という。
▲ BACK / NEXT ▼
慶應義塾アジア基層文化研究会