聖書 | |||
47.『聖書』(パリ、1552年) | |||
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Biblia Sacra | ||
本書は、ラテン語のウルガタ聖書に注釈と、ホルバインの『旧約聖書挿絵』(no.46)に基づいて製作された図版を添えた、挿絵入りの聖書である。ホルバインはさまざまな証拠から『旧約聖書挿絵』を1524/25-1530年頃に製作したと推察されるが、その影響は、すでに1536年にチューリッヒで刊行された聖書の挿絵に認められるという指摘がある。 本書の初版(1547年)では旧約部分[1]に94点の銅版画が挿絵として使用されているが、この第2版でも92点が使用されている。『旧約聖書挿絵』[2]の再利用であることは、挿絵を比較してみると明らかである。新約部分にも124点の挿絵が使われいるが[3]、そのうちの何点かは繰り返して使用されている。巻末に人名索引と主題別索引を含む。
その他の画像 : [4] |
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