Graduate Seminar in Theatre Studies at Keio University

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針貝真理子 独文学会賞受賞


概要

針貝真理子さんが「ドイツ文学」156号の掲載論文 「都市の声, 餌食の場所――ルネ・ポレシュ『餌食としての都市』における<非場所>の演劇」の第17回日本独文学会・D A A D賞を受賞しました。
授賞式が2020年5月の日本独文学会研究発表会で行われる予定でしたが、Covid-19の感染拡大により研究発表会とともに中止となってしまいました。
針貝さんの晴れ姿を見られず大変残念ですが、独文学会の学会賞を受賞したことは、ゼミメンバーにとって大変嬉しく励みになります。 日本ではほぼ皆無の研究分野を長年にわたり着実に開拓してきた針貝さんの受賞は、パンデミック下で苦しい生活を強いられるなか、希望のようなものも感じさせられました。
受賞論文は、演劇などの声とその空間・場所のあり方を研究してきた針貝さんが、 このテーマではこれまでほとんど論じられてこなかったドイツの劇作家・演出家のルネ・ポレシュの舞台作品を例にして論じたものです。 新しい題材に取り組んだ論文で学会賞を受賞したことは、針貝さんの果敢な姿勢と高い実力を示すものです。
針貝さん、おめでとうございます。

(報告:平田)


詳細(日本独文学会ウェブサイト)