哲学・別冊

日本人の基層文化を探るためには，民衆の生活に根ざした民俗の様相を把握することが大切である．日本人とは何か，海外の人々と比較して日本の特色とは何かを問う場合には，民俗学の成果が手がかりになる．民俗学には，日本を深く知るための多くの洞察が含まれていが，柳田國男という強い個性の影響が色濃く，急速に変貌する社会状況に対応すべく再構成が進みつつある．日本の文化や社会の根底を問い直し，行く末を見つめるための研究としての文献案内である．

1.　概説書

小松和彦・関　一敏編『新しい民俗学へ』せりか書房，2002．
小松和彦『神なき時代の民俗学』せりか書房，2002．
谷口貢・松崎憲三編『民俗学講義』八千代出版、2006．
鳥越晧之編『民俗学を学ぶ人のために』世界思想社，1989．
佐野賢治他編『現代民俗学入門』吉川弘文館，1996．
宮田　登『民俗学への招待』ちくま新書，1996．
八木　透編『フィールドから学ぶ民俗学』昭和堂，2000．
福田アジオ・宮田　登編『日本民俗学概論』吉川弘文館，1983．
福田アジオ『時間の民俗学・空間の民俗学』木耳社，1989．
赤田光男他『日本民俗学』弘文堂，1984．
宮田　登『日本の民俗学』講談社学術文庫，1978．
上野和男他『民俗研究ハンドブック』吉川弘文館，1978．
柳田國男『郷土生活の研究』筑摩書房，1967 (1935). ちくま文庫．
柳田國男『民間伝承論』伝統と現代社，1980 (1934). ちくま文庫．
千葉徳爾『民俗学のこころ』弘文堂，1978．
井之口章次『伝承と創造』弘文堂，1977．
平山和彦『伝承と慣習の論理』吉川弘文館，1992．
牧田　茂『生活の古典』角川書店，1969．
宮本常一『民俗学への道』未来社，1968．
宮田　登・福田アジオ他編『現代日本民俗学』I・II，三一書房，1975．
鳥越皓之『柳田民俗学のフィロソフィー』東京大学出版会，2002．
『民俗学の冒険』全4巻，ちくま新書，1999．
中村ひろ子他『女の眼でみる民俗学』高文研，1999．
橋本裕之他編『目からウロコの民俗学』PHPエディターズグループ，2002．
八木　透・政岡伸洋編『こんなに面白い民俗学』ナツメ社，2004．
新谷尚紀編『民俗学がわかる事典』日本実業出版社，1999．

2.　入門書

柳田國男「遠野物語・山の人生」『柳田國男集』4，筑摩書房，1968 (1910・1926），岩波文庫，ちくま文庫．
柳田國男「海南小記」(1925)『柳田國男集』1, 1968，角川文庫．ちくま文庫．
柳田國男「雪国の春」(1928)『柳田國男集』2, 1968，岩波文庫，角川文庫．ちくま文庫．
柳田國男「青年と学問」(1928)『柳田國男集』25, 1970，岩波文庫．ちくま文庫．
柳田國男「海上の道」(1961)『柳田國男集』1, 1968，岩波文庫．ちくま文庫．
折口信夫「死者の書」(1943)『折口信夫全集』24，中央公論社，1955，中公文庫．
折口信夫「古代研究」(1929-1930)『折口信夫全集』1-3, 1954，中央公論社．
南方熊楠「十二支考」(1925)『南方熊楠全集』1, 平凡社，1971，岩波文庫．
南方熊楠「南方二書」(1925)『南方熊楠全集』7, 平凡社，1971.
宮田　登『神の民俗誌』岩波新書，1979．
谷川健一『神・人間・動物』講談社学術文庫，1986 (1975).
谷川健一『魔の系譜』講談社学術文庫，1984 (1971).
谷川健一『常世論』講談社学術文庫，1989 (1983).
谷川健一『鍛冶屋の母』講談社学術文庫，1985 (1979).
谷川健一『民俗の思想』岩波書店（同時代ライブラリー），1996．
宮本常一『家郷の訓』岩波文庫，1984 (1943).
早川孝太郎『猪・鹿・狸』講談社学術文庫，1979 (1926).
鶴見和子『南方熊楠』講談社学術文庫，1981 (1978).
鶴見和子『漂泊と定住と』講談社学術文庫，1993 (1977)．
中村　哲『柳田國男の思想』上・下，講談社学術文庫，1977 (1967).
橋川文三『柳田國男』講談社学術文庫，1977．
高橋正秀『古典と民俗学』上・下，講談社学術文庫，1978．
鶴見俊輔『限界芸術論』ちくま文庫，1999 (1967)．
山口昌男『河童のコスモロジー』講談社学術文庫，1986 (1979)．
神島二郎『常民の政治学』講談社学術文庫，1984．
高取正男『日本的思考の原型』講談社新書，1975．
鹿野忠直『近代日本の民間学』岩波新書，1983．
桜井徳太郎『祭りと信仰』講談社学術文庫，1987 (1970).
宮家　準『生活のなかの宗教』日本放送出版協会，1980．
赤坂憲雄『異人論序説』ちくま文庫，1992 (1985).
森崎和江『奈落の神々・まっくら』平凡社ライブラリー，1996 (1974).
森崎和江『からゆきさん』朝日文庫，1980 (1976).
山川菊栄『わが住む村』岩波文庫，1983 (1943)．
宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫，1984 (1971).
佐野眞一『旅する巨人』文藝春秋，1996．
神坂次郎『縛られた巨人』新潮文庫，1991 (1987).
中沢新一『森のバロック』せりか書房，1992．
馬場あき子『日本の鬼』角川文庫，1976 (1971).
杉本鉞子『武士の娘』ちくま文庫，1967 (1925).
古島敏雄『子供たちの大正時代』平凡社ライブラリー，1997 (1982).

3.　講座・論集

『講座　日本の民俗学』全11巻，雄山閣，1996-2004
『現代民俗学の視点』全3巻（民俗の技術，民俗のことば，民俗の思想）朝倉書店，1998
『現代民俗誌の地平』全3巻（越境，記憶，権力）朝倉書店，2003-2004．
『いくつもの日本』全7巻，岩波書店，2002-2003．
『暮らしの中の民俗学』全3巻，吉川弘文館，2003．
『日本民俗文化大系』全15巻，小学館，1982-1987．
『海と列島文化』全11巻，別巻1，小学館，1990-1992．
『日本民俗学大系』全13巻，平凡社，1958-1960．
『郷土研究講座』全8巻，角川書店，1957-1958．
『日本民俗学講座』全5巻，朝倉書店，1976．
『新版　日本の民俗』全11巻，河出書房新社，1975-1976．
『日本歴史民俗論集』全10巻，吉川弘文館，1993-1994．
『日本民俗研究大系』全10巻，國學院大学，1982-1991．
『講座　日本の民俗』全9巻・別巻1，有精堂出版，1978．
『講座　日本の民俗宗教』全7巻，弘文堂，1979．
『日本民俗学の視点』全3巻，日本書籍，1976．
『岩波講座　宗教』全10巻，岩波書店，2003-2004．
『講座　宗教学』全5巻，東京大学出版会，1977．
『叢書　現代の宗教』全16巻，岩波書店，1996-1998．
『現代宗教学』全4巻，東京大学出版会，1992．
『日本の社会史』全8巻，岩波書店，1987-1988．
『講座　日本思想』全4巻，東京大学出版会，1983．
『フォークロアの眼』全12巻，国書刊行会，1979．
『日本の聖域』全12巻，佼成出版社，1981．
『双書　フォークロアの視点』全10巻，岩崎美術社，1988-1989．
『叢書　史層を掘る』全4巻，新曜社，1992-1993．
『現代日本文化における伝統と変容』全9巻，ドメス出版，1984-1993．
『現代の世相』全8巻（祭りとイベント，会社の民俗，贈与と談合など），小学館，1997．
『講座　東洋思想』15・16巻（日本思想1・2）岩波書店，1989．
筑波大学民俗学研究室編『都市と境界の民俗』吉川弘文館，2001．
筑波大学民俗学研究室編『心意と信仰の民俗』吉川弘文館，2001．

4．辞典類

福田アジオ他編『日本民俗大辞典』上・下，吉川弘文館，1999-2000．
池上良正他編『日本民俗宗教辞典』東京堂出版，1998．
民俗学研究所編『民俗学辞典』東京堂出版，1951．
大塚民俗学会編『日本民俗事典』弘文堂，1972．
小野泰博・宮家　準他編『日本宗教事典』弘文堂，1985．
井上順孝編『現代宗教事典』弘文堂，2004．
民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』全5巻，平凡社，1955-1956．
大島暁雄他編『図説　民俗探訪事典』山川出版社，1969．
倉石あつ子・小松和彦・宮田登編『人生儀礼事典』小学館，2000．
祝宮　静他編『日本民俗文化財事典』第一法規出版，1969．
日本風俗史学会編『日本風俗史事典』弘文堂，1979．
日本民族学協会編『日本社会民俗辞典』全5巻，誠文堂新光社，1952-1960．
大間知篤三他編『民俗の事典』岩崎美術社，1972．
地域社会学会編『キーワード地域社会学』ハーベスト社，2000．
川上　堅『日本民俗語大辞典』桜楓社，1983．
萩原秀三郎・須藤功『日本宗教民俗図典』全3巻，法蔵館，1985．
大島建彦他『日本を知る小事典』全6巻，社会思想社，教養文庫，1979 (1971).
田中義廣編『日本の祭り事典』淡交社，1991．
倉林正次他監修『都府県別　祭礼行事』全47巻，桜楓社，1991-．
倉林正次監修『都府県別　祭礼事典』全12巻，桜楓社，1991-．
國學院大学日本文化研究所編『神道事典』弘文堂，1994．縮刷版，1999．
小口偉一・堀　一郎監修『宗教学辞典』東京大学出版会，1973．
『日本説話伝説大事典』勉誠出版，2000．
『民話・昔話全情報　92/99』日外アソシエーツ，2000．
『宗教の本全情報　1995-2000』日外アソシエーツ，2000．
『中国文化伝来事典』河出書房新社，1999．
『日本の神仏の辞典』大修館書店，2001．
『仏教辞典』（新版）岩波書店，2002．
『日本の仏教の文献ガイド』法蔵館，2001．
『国史大系書目解題』上・下，吉川弘文館（復刻），2002．
『日本史年表』第4版，岩波書店，2002．
『近代日本総合年表』第4版，岩波書店，2002．

5.　民俗誌・史料/資料集成

『日本民俗誌大系』全12巻，角川書店，1974．
『日本民俗誌集成』全25巻，三一書房，1996-
『日本民俗調査報告書集成』全47巻，三一書房，1994-．
『日本民俗文化資料集成』全23巻，（憑物，巫女，森神など）三一書房，1988-1998．
『日本庶民生活史料集成』全29巻，三一書房，1968-1983．
『日本庶民文化史料集成』全15巻・別巻2，三一書房，1973-1978．
『日本常民生活資料叢書』全24巻，三一書房，1972-1973．
『民俗資料選集』『無形の民俗資料』『民俗資料叢書』国土地理協会．
文化庁編『日本民俗地図』全10巻，国土地理協会，1978-2000．
『日本歴史地名大系』全50巻，平凡社，1982-2005．
『角川地名大辞典』全47巻・別巻2，角川書店，1978-1990．
渋沢敬三編『日本常民生活絵引』全5巻，平凡社，1984．
『日本の民俗芸能　調査報告書集成』海路書院，2004-．
須藤　功『写真でみる日本生活図引』全5巻，弘文堂，1989．
『日本民俗写真大系』全8巻，日本図書センター，1999-2000．
芳賀日出男『日本の民俗』上・下，クレオ，1997．
『菅江真澄民俗図絵』岩崎美術社，1989．
『菅江真澄遊覧記』全5巻，平凡社ライブラリー，2000．
根岸鎮衛『耳袋』全2巻，平凡社ライブラリー，2000．
喜多村〓庭『嬉遊笑覧』全5巻，岩波文庫．
喜田川守貞『近世風俗誌』全5巻，岩波文庫．
黒川道祐『雍州府志』上・下，岩波文庫．
外間守善校注『おもろさうし』上・下，岩波文庫．

6.　文献目録

日本民俗学会編『日本民俗学文献目録』弘文堂，1980．
竹田　旦編『民俗学関係雑誌論文総目録』国書刊行会，1978．
宮田　登他編『民俗学文献解題』名著出版，1980．
『民俗芸能文献目録』岩田書院，2004．
大島建彦他編「民俗調査の手引き」『講座　日本の民俗』別巻，有精堂出版，1982．
日本民族学会編『日本の民族学 (1964-1983)』弘文堂，1986．
福武　直編『戦後日本の農村調査』東京大学出版会，1977．
農林統計協会編『むらとむら問題』農林統計協会，1985．
クライナー編『日本民族学の現在』新曜社，1996．
『アエラムック　民俗学がわかる』朝日新聞社，1997.　
『アエラムック　宗教学がわかる』朝日新聞社，1995.　
『アエラムック　地理学がわかる』朝日新聞社，1999．
『日本民俗学』の2年に1回の研究動向特集.　
『山岳修験』『民俗芸能研究』『南島史学』の巻末に掲載される文献目録．
『社会学評論』『史学雑誌』『人文地理』での各年ごとの研究動向．
『いくつもの日本』全7巻，岩波書店，2002-2003. の各巻末のブックガイド．
鎌田　慧『生きるための101冊』岩波書店（ジュニア新書），1998．
佐高　信『現代を読む100冊のノンフィクション』岩波新書，1992．

7.　民俗調査法

佐藤郁哉『フィールドワーク』新曜社，1992．
上野和男他『新版　民俗調査ハンドブック』吉川弘文館，1987．
福田アジオ『日本民俗学方法序説』弘文堂，1984．
和歌森太郎編『民俗学の方法』（日本民俗学講座5）朝倉書店，1976．
井之口章次『民俗学の方法』講談社学術文庫，1977 (1970).
西垣晴次編『民俗資料調査整理の実務』柏書房，1975．
宮本常一「民俗事象の捉え方・調べ方」『日本の民俗』11，河出書房新社，1965．
川喜田二郎『野外調査の方法』中公新書，1973．
杉本尚次『フィールドワークの方法』講談社新書，1984．
佐藤誠編『地域研究調査法を学ぶ人のために』世界思想社，1996.　　
郷田洋文・井之口章次「日本民俗調査要項」『日本民俗学大系』13，平凡社，1960．
比嘉春潮他『山村海村民俗の研究』名著出版，1984 (1934-1938).
臼井二尚『村落調査細目』関西大学出版部，1969．
柳田國男・関　敬吾『日本民俗学入門』名著出版，1982 (1942).
地方史研究協議会編『新版地方史研究必携』岩波書店，1985．
安田三郎・原　純輔『社会調査ハンドブック』有斐閣，1982．
西田春彦・新　睦人編『社会調査の理論と技法』I・II，川島書店，1976．
飽戸　弘『社会調査入門』日本経済新聞社，1971．
市川健夫『フィールドワーク入門』古今書院，1984．

8.　村落

(1)　総論

鳥越皓之『家と村の社会学』世界思想社，1985．
坪井洋文編『村と村人』（日本民俗文化大系8）小学館，1984．
福田アジオ『日本村落の民俗的構造』弘文堂，1982．
福田アジオ『可能性としてのムラ社会』青弓社，1990．
福田アジオ『番と衆』吉川弘文館，1997．
福田アジオ『近世村落と現代民俗』吉川弘文館，2002.　
坪井洋文『民俗再考』日本エディタースクール出版部，1987．
香月洋一郎『景観の中の暮らし』未来社，1982．
香月洋一郎『山に棲む』未来社，1995．
市川秀之『広場と村落空間の民俗学』岩田書院，2001．
八木康幸『民俗村落の空間構造』岩田書院，1998．
関戸明子『村落社会の空間構成と地域変容』大明堂，2000．
今里悟之『農山漁村の＜空間分類＞』京都大学学術出版会、2006．
桑子敏雄『風景のなかの環境哲学』東京大学出版会、2005．
岩本由輝『柳田國男の共同体論』御茶の水書房，1978．
宮本常一『ふるさとの生活・日本の村』（宮本常一著作集7）未来社，1968．
守田志郎『村の生活誌』中公新書，1975．
向山雅重『信濃民俗記』慶友社，1968．
笹本正治『辻の世界』名著出版，1991．
赤松啓介『非常民の民俗文化』明石書店，1986．
福田アジオ他編『日本村落史講座』全10巻，雄山閣出版，1991-1993．
スミス『来栖』ミネルヴァ書房，1980．
柳田國男「北小浦民俗誌」 (1949)『柳田國男集』25，筑摩書房，1970．
有賀喜左衛門『村落生活』(1948)（有賀喜左衛門著作集V）未来社，1968．

(2)　歴史と制度

木村　礎『村の語る日本の歴史』全3巻，そしえて，1983．
小野武夫『日本村落史概説』岩波書店，1936．
藤岡謙二郎『村落と開発』（講座　考古地理学4），学生社，1985．
木村　礎『近世の村』教育社歴史新書，1980．
大島美津子『明治のむら』教育社歴史新書，1977．
原田敏丸『近世村落の経済と社会』山川出版社，1983．
山中永之佑『日本近代国家の形成と村規約』本鐸社，1975．
神谷　力『家と村の法史的研究』御茶の水書房，1976．

(3)　組織と運営

原田敏明『宗教と社会』東海大学出版会，1972．
竹内利美「組と講」『郷土研究講座』，2，角川書店，1957．
川島武宣「農村の身分階層制」『川島武宣著作集』，1，岩波書店，1986．
磯田　進「村落構造の二つの型」『法社会学』1，1956．
喜多野清一「身分と家格」『日本民俗学大系』4，平凡社，1959．
社会伝承研究会『家格制と村落構造』（社会伝承研究VI），1978．
和歌森太郎「村の寄合と座順」『和歌森太郎著作集』10，弘文堂，1981．
竹内利美「ムラの行動」『日本民俗文化大系』8，小学館，1984．
和歌森太郎「日本人の交際」『和歌森太郎著作集』12，弘文堂，1982．
伊藤幹治・栗田晴之編『日本人の贈答』ミネルヴァ書房，1984．
桜井徳太郎『結衆の原点』弘文堂，1985．

(4)　子供組と若者組

岩田重則『ムラの若者・くにの若者』未来社，1996．
平山和彦『青年集団史研究序説』上・下，新泉社，1978．
天野　武『若者の民俗』ぺりかん社，1980．
武田　正『子どものフォークロア』岩田書院，1996．
関　敬吾「年齢集団」『関敬吾著作集』7，同朋舎出版，1981．
竹内利美「子供組について」『民族学研究』21-4．1957．
飯島吉晴『子供の民俗学』新曜社，1991．
瀬川清子『若者と娘をめぐる民俗』未来社，1972．
多仁照広『若者仲間の歴史』日本青年館，1984．
佐藤　守『近代日本青年集団史研究』御茶の水書房，1970．
大日本連合青年団『若者制度の研究』日本青年館，1936．
中野泰『近代日本の青年宿』吉川弘文館、2005．

(5)　村落類型

江守五夫『日本村落社会の構造』弘文堂，1976．
福武　直『日本農村の社会的性格』東京大学出版会，1949．
磯田　進編『村落構造の研究』東京大学出版会，1955．
住谷一彦『共同体の史的構造論』有斐閣，1963．
蒲生正男「日本のイエとムラ」『世界の民族』第13巻，平凡社，1979．

9．家族と親族

(1)　総論

森岡清美『新しい家族社会学』培風館，1983．
山路勝彦『家族の人類学』世界思想社，1981．
村武精一『家族の社会人類学』弘文堂，1973．
中川　淳編『家族論を学ぶ人のために』世界思想社，1999．
上野千鶴子『近代家族の成立と終焉』岩波書店，1994．
大間知篤三「家と民間伝承」『大間知篤三著作集』1，未来社，1976．
竹内利美『家族慣行と家制度』恒星社厚生閣，1969．
竹田　旦『「家」をめぐる民俗研究』弘文堂，1970．
竹田　旦『日本の家と村』岩崎美術社，1976．
原　忠彦・末成道男・清水昭俊『仲間』弘文堂，1979．
湯沢擁彦『図説　家族問題』日本放送出版協会，1973．
伊藤幹治『家族国家観の人類学』ミネルヴァ書房，1982．
大林太良編『ウジとイエ』（日本の古代11）小学館，1987．
柳田國男編『族制語彙』国書刊行会，1975 (1944).
『シリーズ　変貌する家族』全8巻，岩波書店，1991-1992．
『シリーズ　家族史』全5巻，三省堂，1988-1990．
青山道夫他編『講座　家族』全8巻，弘文堂，1974．
比較家族学会監修『シリーズ　比較家族』全25巻，早稲田大学出版部，1993-2004．
『日本家族史論集』全13巻，吉川弘文館，2002-2003．

(2)　家族構成

小山　隆他『家と現代家族』培風館，1976．
清水浩昭「家族・世帯構成の地域差」『老年社会科学』臨時増刊号，1984．
総理府統計局『我が国の世帯構成とその変動』日本統計協会，1984．
内藤莞爾『五島列島のキリスト教系家族』弘文堂，1979．
内藤莞爾『末子相続の研究』弘文堂，1973．
前田　卓『姉家督』関西大学出版部，1976．
有賀喜左衛門「日本家族制度と小作制度」『有賀喜左衛門著作集』I・II，未来社，1966 (1943).

(3)　祖先祭祀

藤井正雄『祖先祭祀の儀礼構造と民俗』弘文堂，1993．
孝本　貢『現代日本における祖先祭祀』御茶の水書房，2001．
竹田　旦『祖先崇拝の比較民俗学』吉川弘文館，1995．
柳田國男「先祖の話」『柳田國男集』10，筑摩書房1969 (1946).ちくま文庫．
社会伝承研究会編『祖先崇拝と社会構造』（社会伝承研究V）.1978．
竹田聴洲『祖先崇拝』平楽寺書店，1957．
竹田聴洲他『日本の家』国書刊行会，1981．
森岡清美『家の変貌と先祖の祭』日本基督教出版局，1984．
スミス『現代日本の祖先崇拝』御茶の水書房，1981．
坪井洋文「家の祭祀的構造」『国学院大学日本文化研究所紀要』37，1976．
内藤莞爾『日本の宗教と社会』御茶の水書房，1978．
田中久夫編『祖先祭祀の歴史と民俗』弘文堂，1986．
田中久夫『祖先祭祀の研究』弘文堂，1978．

(4)　親族

植野弘子・蓼沼康子編『日本の家族における親と娘』風響社，2000．
蒲生正男編『人間と親族』（現代のエスプリ80）至文堂，1974．
喜多野清一・正岡寛司編『家と親族組織』早稲田大学出版部，1975．
上杉妙子『位牌分け』第一書房，2001．
及川　宏『同族組織と村落生活』未来社，1967．
喜多野清一『家と同族の基礎理論』未来社，1978．
有賀喜左衛門「大家族制度と名子制度」『有賀喜左衛門著作集』III，未来社，1967 (1967).
服部治則『農村社会の研究』御茶の水書房，1980．
小山　隆「通婚圏の意味するもの」『社会学の諸問題』有斐閣，1954．
蒲生正男「日本の婚姻体系」『文化人類学リーディングス』誠信書房，1968．

10．生産と技術

(1)　農業

安室　知『水田をめぐる民俗学的研究』慶友社，1998．
小川直之『摘田稲作の民俗学的研究』岩田書院，1995．
白石昭臣『畑作の民俗』雄山閣，1988．
坪井洋文「稲作民の再生儀礼」『日本民俗研究大系』2，國學院大学，1982．
玉城　哲「水田稲作と『むら社会』」『日本民俗文化大系』8，小学館，1984．
渡辺洋三『農業水利権の研究』東京大学出版会，1954．
野本寛一『稲作民俗文化論』雄山閣出版，1993．
野本寛一『焼畑農耕文化論』雄山閣出版，1985．
佐々木高明『日本の焼畑』古今書院，1972．
福井勝義『焼畑のむら』朝日新聞社，1974．
倉田一郎『経済と民間伝承』岩崎美術社，1951．
倉田一郎『農と民俗学』岩崎美術社，1969．
宮本常一『農業技術と経営の指摘側面』（宮本常一著作集19）未来社，1975．
早川孝太郎『農経営と農業技術』（早川孝太郎著作集7）未来社，1973．
鈴木元彦『稲の民俗誌』秋田書房，1978．
柳田國男『分類農村語彙』国書刊行会，1975 (1937).
小野重朗『農耕儀礼の研究』弘文堂，1970．
伊藤幹治『稲作儀礼の研究』而立書房，1974．
坪井洋文「稲作民の再生儀礼」『日本民俗研究大系』2，國学院大学，1982．
渡辺洋三『農業水利権の研究』東京大学出版会，1954．
喜多村俊夫『日本灌漑水利慣行の史的研究』総論編，岩波書店，1950．
喜多村俊夫『日本灌漑水利慣行の史的研究』各論編，岩波書店，1973．

(2)　漁業

川島秀一『漁撈伝承』法政大学出版局，2003．
高桑守史『漁村民俗論の課題』未来社，1983．
高桑守史『日本漁民社会論考』未来社，1994．
小川　博『海の民俗誌』名著出版，1985．
小川徹太郎『越境と抵抗－海のフィールドワーク再考』新評論、2006．
亀山慶一『漁民文化の民俗研究』弘文堂，1986．
宮本常一『海の民』（宮本常一著作集20），未来社，1975．
牧田　茂『海の民俗学』岩崎美術社，1968．
瀬川清子『海女』未来社，1970．
河岡武春『海の民』平凡社，1987．
桜田勝徳『海の宗教』淡交社，1970．
桜田勝徳「漁民の生活と社会」『桜田勝徳著作集』2，名著出版，1980．
西村朝日太郎『海洋民族学』日本放送出版協会，1974．
堀田吉雄『海の神信仰の研究』上・下，光書房，1979．
市川健夫『日本のサケ』日本放送出版協会，1977．
可児弘明『鵜飼』中公新書，1966．
大林太良編『海人の伝統』（日本の古代8）中央公論社，1987．
柳田國男・倉田一郎編『分類漁村語彙』国書刊行会，1975 (1938).
柳田國男編『海村生活の研究』国書刊行会，1975 (1949).
柳田國男編『離島生活の研究』国書刊行会，1975 (1966).

(3)　山の生業と職人

佐々木　章・椎葉クニ子『おばあさんの山里日記』葦書房，1998．
天野　武『狩りの民俗』岩田書院，1999．
湯川洋司『変容する山村』日本エディタースクール出版部，1991．
湯川洋司『山の民俗誌』吉川弘文館，1997．
沖浦和光『幻の漂泊民・サンカ』文芸春秋，2001．
赤田光男『ウサギの日本文化史』世界思想社，1997．
須藤　功『山の標的』未来社，1991.　
日本学士院『明治前日本林業技術発達史』日本学術振興会，1957．
小島敏雄編『日本林野制度の研究』東京大学出版会，1955．
千葉徳爾『狩猟伝承研究』全4巻，1969-1986．
文化庁文化財保護部編『狩猟習俗』1，国土地理協会，1973．
柳田國男・倉田一郎編『分類山村語彙』国書刊行会，1975 (1932).
橋本鉄男『木地屋の移住史』民俗文化研究会，1970．
柳田國男編『山村生活の研究』国書刊行会，1975 (1937).
成城大学民俗学研究所編『昭和期山村の民俗文化』名著出版，1990．
橋本鉄男『ろくろ』法政大学出版会，1979．
杉本　寿『木地師制度研究序説』ミネルヴァ書房，1967．
杉本　寿『木地師支配制度の研究』ミネルヴァ書房，1972．
文化庁文化財保護部編『木地師の習俗』1・2，国土地理協会，1968-1969．
谷川健一『青銅の神の足跡』小学館（ライブラリー），1995 (1979).
石塚尊俊『たたらと鍛冶』岩崎美術社，1972．
朝岡康二『鍛治の民俗技術』慶友社，1984．
香月節子・香月洋一郎『むらの鍛冶屋』平凡社，1986．
安藤邦広『茅葺きの民俗学』はる書房，1983．
小関智弘『大森界隈職人往来』岩波現代文庫，2002 (1981).
遠藤元男『日本職人史の研究』全6巻，雄山閣出版，1983．
大林太良編『山人の生業』（日本の古代10）中央公論社，1987．
大林太良編『山民と海人』（日本民俗文化大系5）小学館，1983．

(4)　交通と交易

北見俊夫『日本海上交通史の研究』法政大学出版局，1980．
北見俊夫『日本海島文化の研究』法政大学出版局，1989．
北見俊夫『旅と交通の民俗』岩崎美術社，1970．
北見俊夫『市と行商の民俗』岩崎美術社，1970．
胡桃沢勘司『西日本庶民交易史の研究』文献出版，2000．
宮本常一『塩の道』講談社学術文庫，1985．
瀬川清子『販女』未来社，1971．
須藤　功『運ぶ』国書刊行会，1977．
網野善彦『漂泊と定住』（日本民俗文化大系6），1984．

(5)　衣食

国立歴史民俗博物館編『よそおいの民俗誌』慶友社，2000．
瀬川清子『日本人の衣食住』河出書房，1964．
柳田國男「木綿以前の事」(1939)『柳田國男集』14，筑摩書房，1962．ちくま文庫．
柳田國男編『服装習俗語彙』国書刊行会，1975 (1940).
宮本馨太郎『かぶりもの・きもの・はきもの』岩崎美術社，1963．
瀬川清子『きもの』未来社，1972．
瀬川清子『女のはたらき』未来社，1962．
潮田鉄雄『はきもの』法政大学出版局，1973．
田中宣一・松崎憲三編『食の昭和文化史』1995．
佐々木道雄『焼肉の文化史』明石書店，2004．
瀬川清子『食生活の歴史』講談社学術文庫，2001 (1956).
宮本馨太郎『めし・みそ・はし・わん』岩崎美術社，1973．
石毛直道編『論集　東アジアの食事文化』平凡社，1985．
芳賀　登・石川寛子監修『全集　日本の食文化』全12巻，雄山閣，1996.

(6)　住居

大河内直躬『住まいの人類学』平凡社，1986．
杉本尚次『日本民家の研究』ミネルヴァ書房，1969．
杉本尚次『日本民家採訪』創元社，1974．
杉本尚次編『日本のすまいの源流』文化出版局，1984．
川添　登『民と神の住まい』講談社学術文庫，1979 (1960).
森　隆夫『住居空間の祭祀と儀礼』岩田書店，1996.　　
藤田元春『日本民家史』刀江書院，1967．
今和次郎『民家論』（今和次郎集2），ドメス出版，1971．
今和次郎『民家採集』（今和次郎集3），ドメス出版，1971．
平井　聖『日本住宅の歴史』日本放送出版協会，1974．
宮本馨太郎『灯火』六人社，1964．
小倉　強『東北の民家』明玄書房，1955．
モース『日本人の住まい』（新装版）八坂書房，2000．岩波文庫
文化庁『民家のみかた調べ方』第一法規出版，1967．
柳田國男・山口貞夫編『住居習俗語彙』国書刊行会，1975 (1939).
日本建築学会民家語彙収録部会編『日本民家語彙集解』日外アソシエーツ，1985．
日本民俗建築学会編『図説民俗建築大事典』柏書房，2001．

(7)　民具

岩井宏実『民具の博物誌』河出書房新社，1990．
宮本馨三編『図録　民具入門事典』柏書房，1991．
岩井宏実編『民具の世相史』（増補版）河出書房新社，1998
岩井宏美他『民具調査ハンドブック』雄山閣出版，1985．
岩井宏美他『民具研究ハンドブック』雄山閣出版，1985．
中村たかを『日本の民具』弘文堂，1981．
神崎宣武『図説・日本のうつわ』河出書房新社，1999．
宮本常一『民具学の提唱』未来社，1979．
大島暁雄『上総掘りの民俗』未来社，1986．
飯沼二郎・堀尾尚志『農具』法政大学出版局，1976．
佐藤次郎『鍬と農鍛治』産業技術センター，1979．
宮崎　清『藁』1・2，法政大学出版局，1984．
柏木　博『道具の政治学』冬樹社，1985．

(8)　民芸

柳　宗悦『民藝四十年』岩波文庫，1984 (1958).
柳　宗悦『手仕事の日本』岩波文庫，1985 (1948).
柳　宗悦『工藝文化』岩波文庫，1985 (1942).
柳　宗悦『南無阿弥陀仏』岩波文庫，1986 (1955).
柳　宗悦『茶と美』講談社学術文庫、2000（1941）．
鶴見俊輔『柳宗悦』平凡社ライブラリー，1994 (1976).
水尾比呂志『評伝　柳宗悦』ちくま文庫，2004 (1992).
竹中　均『柳宗悦・民藝・社会理論』明石書店，1999．
濱田琢司『民芸運動と地域文化』思文閣、2006．

(9)　自然・環境・コモンズ

篠原　徹『海と山の民俗自然誌』吉川弘文館，1995．
篠原　徹『自然と民俗』日本エディタースクール出版部，1990．
野本寛一『生態民俗学序説』白水社，1987．
出口晶子『川辺の環境民俗学』名古屋大学出版会，1996．
有岡利幸『里山』上・下，法政大学出版会，2004．
鳥越皓之編『試みとしての環境民俗学』雄山閣，1994．
鳥越皓之編『里川の可能性』新曜社、2006．
嘉田由紀子『生活世界の環境学』農文協，1995．
鳥越皓之・嘉田由紀子編『水と人の環境史』御茶の水書房、1984．
菅　豊『川は誰のものか』吉川弘文館、2006．
井上真・宮内泰助編『コモンズの社会学』新曜社、2001．
宮内泰助編『コモンズをささえるしくみ』新曜社、2006．

11.　人生儀礼と年中行事

(1)　総論

牧田　茂『日本人の一生』講談社学術文庫．1990 (1965)（旧題：人生の歴史）.
八木　透編『日本の通過儀礼』思文閣出版，2001．
井之口章次編『人生儀礼』（講座　日本の民俗3）有精堂出版，1978．
井阪康二『人生儀礼の諸問題』御影史研究会，名著出版，1988．
坪井洋文編『太陽と月』（日本民俗文化大系2）小学館，1983．
坪井洋文「日本人の生死観」『民族学からみた日本』河出書房，1970．
社会伝承研究会『人生儀礼と社会構造』（社会伝承研究VII），1983．

(2)　出産・子育て・教育

新村　拓『出産と生殖観の歴史』法政大学出版局，1996.
西川麦子『ある近代産婆の物語』桂書房，1997．
飯島吉晴『子供の民俗学』新曜社，1991.
柳田國男「こども風土記・母の手毬歌」(1942)『柳田國男集』筑摩書房，1962. 岩波文庫．
大藤ゆき『児やらい』岩崎美術社，1968．
大藤ゆき『子どもの民俗学』草土文化，1982．
根岸謙之助『しつけと遊びの民俗』桜楓社，1980．
我妻　洋・原　ひろ子『しつけ』弘文堂，1974．
都丸十九一『村とこども』第一法規出版，1975．
柳田國男・橋浦泰雄編『産育習俗語彙』国書刊行会，1975 (1935).
吉村典子『お産と出会う』勁草書房，1985．
谷川健一・西山やよい『産屋の民俗』国書刊行会，1981．
小国喜弘『民俗学運動と学校教育』東京大学出版会，2001．
恩賜財団母子愛育会『日本産育習俗資料集成』第一法規出版，1975．

(3)　婚姻と性

八木　透『婚姻と家族の民俗的構造』吉川弘文館，2001．
赤松啓介『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』ちくま文庫，2004．
川村邦光『性家族の誕生』ちくま文庫，2004 (1996).（旧題：セクシュアリティの近代）
柳田國男「婚姻の話」(1948)『柳田國男集』15，筑摩書房，1963.
瀬川清子『婚姻覚書』講談社，1957．
大間知篤三『婚姻の民俗学』岩崎美術社，1967．
江守五夫『日本の婚姻』弘文堂，1986．
石川弘義，野口武徳『性』弘文堂，1984．
柳田國男・大間知篤三編『婚姻習俗語彙』国書刊行会，1975 (1937).

(4)　老い・葬制・墓制

宮田　登『老人と子供の民俗学』白水社，1996．
関沢まゆみ『隠居と定年』臨川書店，2003.
岩田重則『墓の民俗学』吉川弘文館，2003．
岩田重則『お墓の誕生』岩波新書、2005．
森　謙二『墓と葬送の現在』東京堂出版，2000．
圭室文雄『葬式と檀家』吉川弘文館，1999．
柳田國男編『葬送習俗語彙』国書刊行会，1975 (1937).
柳田國男「葬制の沿革について」(1929)『柳田國男集』15，筑摩書房，1963．
土井卓治他編『葬制墓制研究集成』全5巻，名著出版，1979．
佐藤米司『葬送儀礼の民俗』岩崎美術社，1971．
井之口章次『日本人の葬式』筑摩書房，1977 (1965).
最上孝敬『霊魂の行方』名著出版，1984．
最上孝敬『詣り墓』名著出版，1980．
赤田光男『祖霊信仰と他界観』人文書院，1986．
新谷尚紀『日本人の葬儀』紀伊国屋書店，1992．
新谷尚紀『両墓制と他界観』吉川弘文館，1991．
五来　重『葬と供養』東方出版，1992．
中牧弘允編『社葬の経営人類学』東方出版，1999．
ボクホベン『葬儀と仏壇』岩田書院、2005．

(5)　年中行事

田中宣一『年中行事の研究』桜楓社，1992．
宮本常一『民間暦』講談社学術文庫，1985 (1942).
宮田　登編『暦と祭事』（日本民俗文化大系9）小学館，1984．
大島建彦編『コト八日』岩崎美術社，1989．
柳田國男「年中行事」(1949)『柳田國男集』13，筑摩書房，1963．
折口信夫「年中行事」(1920)『折口信夫全集』15，中央公論社，1955．
和歌森太郎『年中行事』至文堂，1957．
遠藤元男・山中　裕編『年中行事の歴史学』弘文堂，1981．
古川貞雄『村の遊び日』平凡社，1986．
民俗学研究所編『年中行事図説』岩崎美術社，1953．
柳田國男編『歳時習俗語彙』国書刊行会，1975 (1939).
西角井正慶『年中行事辞典』東京堂出版，1958．

12．信仰

(1)　民間信仰の総論

宮家　準『日本の民俗宗教』講談社学術文庫，1994．
宮家　準『宗教民俗学への招待』丸善，1992．
宮家　準『日本宗教の構造』慶應通信，1973．
宮家　準『宗教民俗学』東京大学出版会，1989．
山折哲雄・川村邦光編『民俗宗教を学ぶ人のために』世界思想社，1999
池上広正『宗教民俗学の研究』名著出版，1991．
堀　一郎『我が国民間信仰史の研究』1・2，創元社，1953・1955．
堀　一郎『民間信仰』岩波全書，1951．
高取正男『民間信仰史の研究』法蔵館，1982．
桜井徳太郎『民間信仰』塙書房，1966．
桜井徳太郎『日本民俗宗教論』春秋社，1982．
竹居明男『天神信仰編年史料集成』国書刊行会，2004．
『民衆宗教史叢書』全30巻，（稲荷・地蔵・観音・御岳・伊勢・八幡・福神・薬師・阿弥陀・天神・弥勒・憑霊・御霊・鬼子母神など）雄山閣出版．
『神仏信仰事典シリーズ』（七福神，えびす，稲荷，観音，熊野三山，八幡，スサノオ，厳島，不動，祗園など）戎光祥出版．

(2) 民間信仰の各論

桜井徳太郎『霊魂観の系譜』筑摩書房，1977．
伊藤幹治『宗教と社会変動』弘文堂，1988．
赤坂憲雄『異人論序説』ちくま文庫，1992 (1985).
波平恵美子『ケガレの構造』青土社，1974．
波平恵美子『ケガレ』東京堂出版，1985．
宮田　登『ケガレの民俗誌』人文書院，1996.　
桜井徳太郎『神仏交渉史研究』吉川弘文館，1968．
宮田　登『原初的思考』平凡社ライブラリー，1994 (1974).
宮田　登編『神と仏』（日本民俗文化大系2）小学館，1983．
宮田　登『日本人と宗教』岩波書店，1999.
宮家準編『民俗宗教の地平』春秋社，1999．
柳田國男編『分類祭祀習俗語彙』角川書店，1963．
桜井徳太郎編『民間信仰辞典』東京堂出版，1980．
圭室文雄・宮家　準他編『民間信仰　調査整理ハンドブック』上・下，雄山閣出版，1987．

(3)　神と仏

佐々木宏幹『仏と霊の人類学』春秋社，2000 (1993).
鈴木正崇『神と仏の民俗』吉川弘文館，2001．
宮田　登『日和見』平凡社，1992．
岩崎敏夫『本邦小祠の研究』名著出版，1984．
直江廣治『屋敷神の研究』吉川弘文堂，1966．
徳丸亜木『「森神信仰」の歴史民俗学的研究』東京堂出版，2002．
坪井洋文『イモと日本人』未来社，1979．
坪井洋文『稲を選んだ日本人』未来社，1982．
中村生雄『祭祀と供犠』法蔵館，2001．
山折哲雄『日本人の霊魂観』河出書房，1988．
宮崎賢太郎『カクレキリシタンの信仰世界』東京大学出版会，1996．
藤谷俊雄『「おかげまいり」とええじゃないか』岩波新書，1968．
西垣晴次『ええじゃないか』新人物往来社，1973．
中沢　厚『石にやどるもの』平凡社，1988．
近藤喜博『日本の鬼』角川書店，1965．
小松和彦『鬼の玉手箱』福武文庫，1991 (1986).
小松和彦『憑霊信仰論』講談社学術文庫，1994 (1982).
小松和彦『異人論』青土社，1985．
小松和彦『悪霊論』青土社，1989．
斎藤英喜『いざなぎ流　祭文と儀礼』法蔵館，2002．
山本ひろ子『変成譜』春秋社，1993．
山本ひろ子『異神』ちくま文庫，2003 (1998).
阿部泰郎『聖者の推参』名古屋大学出版会，2001．
阿部泰郎『湯屋の皇后』名古屋大学出版会，1998．
飯島吉晴『竈神と厠神』人文書院，1986．
六車由美『神，人を喰う』新曜社，2003．
倉石忠彦『道祖神信仰論』名著出版，1990．
神野善治『人形道祖神』白水社，1996．
神野善治『木霊論』白水社，2000．
近藤直也『祓いの構造』創元社，1982．
佐野賢治『虚空蔵菩薩信仰の研究』吉川弘文館，1995．
古家信平『火と水の民俗文化誌』吉川弘文館，1994．
五来　重編『稲荷信仰の研究』山陽新聞社，1985．
桜井徳太郎『民間信仰と現代社会』評論社，1971．
庚申談話会編『庚申』同朋舎出版，1978．
アウエハント『鯰絵』せりか書房，1979 (1964).
宮田　登『ミロク信仰の研究』未来社，1976 (1970).
宮田　登『生き神信仰』塙書房，1970．
葛川絵図研究会編『絵画のコスモロジー』上・下，地人書房，1988-1989．
ローテルムンド『疱瘡神』岩波書店，1995 (1991).
五来　重他編『神観念と民俗』（講座　日本の民俗宗教3）弘文堂，1983．
脇田晴子・ブッシィ編『アイデンティティ・周縁・媒介』吉川弘文館，2000
スワンソン編『異文化から見た日本宗教の世界』法蔵館，2000．

(4)　祭り

柳川啓一『祭と儀礼の宗教学』筑摩書房，1987．
園田　稔『祭の現象学』弘文堂，1990．
芦田徹郎『祭りと宗教の現代社会学』世界思想社，2001．
八木　透編『京都の夏祭りと民俗信仰』昭和堂，2002．
鈴木正崇『祭祀と空間のコスモロジー』春秋社，2004．
柳田國男「日本の祭」(1942)『柳田國男集』10，筑摩書房，1962．ちくま文庫．
松平斉光『祭―本質と諸相』朝日新聞社，1977 (1946).
松平斉光『祭』平凡社（東洋文庫），1988 (1943).
倉林正次『祭りの構造』日本放送出版協会，1975．
萩原龍夫『祭り風土記』上・下，社会思想社（教養文庫），1965．
村武精一『祭祀空間の構造』東京大学出版会，1984．
植木行宣『山・鉾・屋台の祭り』白水社，2002．
福原敏男『祭礼文化史の研究』法政大学出版局，1995．
守屋　毅編『祭りは神々のパーフォーマンス』力富書房，1987．
高橋統一『宮座の構造と変化』未来社，1978．
高牧　實『宮座の祭』教育社新書，1982．
高牧　實『宮座と村落の史的研究』吉川弘文館，1986．
原田敏明『村の祭祀』中央公論社，1975．
原田敏明『村祭と座』中央公論社，1976．
原田敏明『村の祭と聖なるもの』中央公論社，1980．
萩原龍夫『中世祭祀組織の研究』古川弘文館，1962．
萩原龍夫『神々と村落』弘文堂，1978．
関沢まゆみ『宮座と老人の民俗』吉川弘文館，2000
堀田吉雄『頭屋祭祀の研究』光書房，1987．
高取正男『神道の成立』平凡社ライブラリー，1993 (1979).
社会伝承研究会『宮座の構造と村落』（社会伝承研究III），1974．

(5)　神道3

宮田　登『民俗神道論』春秋社，1996．
鎌田東二『神界のフィールドワーク』ちくま文庫，1999 (1985).
菅野覚明『神道の逆襲』講談社現代新書，2001．
喜多村理子『神社合祀とムラ社会』岩田書院，1999．
國學院大学日本文化研究所編『神道要語集』神道文化会，1974-1977．
平凡社編『神道大辞典』全3巻，臨川書店，1969．
『日本祭祀研究集成』全5巻，名著出版，1973．
『神道大辞典』吉川弘文館，2004．
『講座　神道』桜楓社，1991-1992．
『神社古図集』正 (1942)・続，1990．
谷川健一編『日本の神々』全13巻，白水社，1984-1985．

(6)　修験道・山岳信仰

宮家　準『修験道』講談社学術文庫，2001．
宮家　準『修験道』教育社新書，1978．
宮家　準『熊野修験』吉川弘文館，1992．
宮家　準『修験道と日本宗教』春秋社，1995．
宮家　準『修験道儀礼の研究』春秋社，1970．
宮家　準『修験道思想の研究』春秋社，1985．
宮家　準『修験道組織の研究』春秋社，1999．
宮家　準『大峰修験道の研究』佼成出版社，1988．
宮家　準編『山の祭と芸能』上・下，平河出版社，1984．
宮家　準編『修験道辞典』東京堂出版，1986．
五来　重『修験道入門』角川書店，1980．
五来　重『山の宗教』淡交社，1970．
鈴木昭英『修験道歴史民俗論集』全3巻，法蔵館，2003-2004．
岩科小一郎『富士講の歴史』名著出版，1985．
和歌森太郎『修験道史研究』（和歌森太郎著作集1）弘文堂，1980．
和歌森太郎『山伏』中公新書，1964．
戸川安章『出羽三山修験道の研究』佼成出版社，1973．
宮本袈裟雄『里修験の研究』吉川弘文館，1984．
宮本袈裟雄『天狗と修験者』人文書院，1989．
根井　浄『補陀落渡海史』法蔵館，2001．
井上鋭夫『山の民・川の民』平凡社，1981．
鈴木正崇『山と神と人』淡交社，1991．
景山春樹『神体山』学生社（新装版），2001 (1971).
菅　豊　『修験がつくる民俗史』吉川弘文館，2000．
神田より子『神子と修験の宗教民俗学的研究』岩田書院，2001．
郷土文化史研究所編『鳥海山麓遊佐の民俗』（上・下）遊佐町教育委員会、2006．
エアハート『羽黒修験道』弘文堂，1985 (1970).
ナウマン『山の神』言叢社，1994．
『修験道修行大系』国書刊行会，1994．
『修験道章疏』全3巻（復刻）国書刊行会，2000．
『修験道章疏解題』（復刻）国書刊行会，2000．
『山岳宗教史叢書』全18巻（吉野・熊野・出羽三山・比叡山・御岳・高野山・比叡山・白山など）名著出版．
『山岳修験』巻末の文献目録．

(7)　陰陽道・禁忌・民間医療

鈴木一馨『陰陽道』講談社，2002．
林　淳・小池淳一編『陰陽道の講義』嵯峨野書院，2002．
斎藤英喜『安倍清明』ミネルヴァ書房，2004．
村山修一『日本陰陽道史総説』塙書房，1981．
村山修一他編『陰陽道叢書』全4巻，名著出版，1991-1993．
板橋作美『俗信の論理』東京堂出版，1998．
井之口章次『日本の俗信』弘文堂，1974．
柳田國男編『禁忌習俗語彙』国書刊行会，1975．
今村充夫『日本の民間医療』弘文堂，1983．
根岸謙之助『医療民俗学論』雄山閣出版，1991．

(8)　シャーマニズム

中山太郎『日本巫女史』パルトス社，1984 (1930).
堀　一郎『日本のシャーマニズム』講談社新書，1971．
桜井徳太郎『日本のシャーマニズム』上・下，吉川弘文館，1974・1977．
桜井徳太郎『沖縄のシャーマニズム』弘文堂，1973．
佐々木宏幹『シャーマニズム』中公新書，1980．
佐々木宏幹『シャーマニズムの人類学』弘文堂，1984．
佐々木宏幹『聖と呪力の人類学』講談社学術文庫，1996 (1989).
佐々木宏幹『シャーマニズムの世界』講談社学術文庫，1993 (1983).
大橋英寿『沖縄のシャーマニズムの社会心理学的研究』弘文堂，1998．
烏兎沼宏之『霊をよぶ人たち』筑摩書房，1985．
川村邦光『巫女の民俗学』青弓社，1991．
川村邦光『憑依の視座』青弓社，1997．
池上良正『民間巫者信仰の研究』未来社，1999
池上良正『死者の救済史』角川書店，2003．
池上良正『津軽のカミサマ』どうぶつ社，1987．
池上良正『悪霊と聖霊の舞台』どうぶつ社，1991．
川島秀一『憑霊の民俗』三弥井書店，2003．
鈴木昭英『瞽女』高志書院，1996．
梅屋潔・浦野茂・中西裕二『憑依と呪いのエスノグラフィー』岩田書院，2001．
萩原龍夫『巫女と仏教史』吉川弘文館，1983．
ブラッカー『あずさ弓』岩波書店，1979 (1975).
津城寛文『鎮魂行法論』春秋社，1990．
石塚尊俊『日本の憑きもの』未来社，1959．
吉田禎吾『日本の憑きもの』中公新書，1972．

(9)　巡礼

真野俊和『日本遊行宗教論』吉川弘文館，1990．
真野俊和『旅の中の宗教』日本放送出版協会，1980．
佐藤久光『遍路と巡礼の社会学』人文書院，2004．
星野英紀『巡礼』講談社新書，1981．
星野英紀『四国遍路の宗教学的研究』法蔵館，2001．
前田　卓『巡礼の社会学』ミネルヴァ書房，1976．
田村　博『巡礼地の世界』古今書院，1983．
青木　保『御岳巡礼』ちくま文庫，1994 (1985).
近藤喜博『四国遍路研究』三弥井書店，1982．
『講座　日本の巡礼』全3巻，雄山閣，1996．

(10)　仏教民俗

五来　重他編『仏教民俗学』（講座　日本の民俗宗教2）弘文堂，1980．
五来　重『仏教と民俗』正・続，角川選書，1976・1978．
竹田聴洲『民俗仏教と祖先信仰』東京大学出版会，1971．
佐藤道子『悔過会と芸能』法蔵館，2001．
高取正男『仏教土着』日本放送出版協会，1973．
赤田光男『祭儀習俗の研究』弘文堂，1980．
伊藤唯真『仏教民俗の研究』国書刊行会，1984．
大島建彦編『無縁仏』岩崎美術社，1988．
関山和夫『説教の歴史』岩波新書，1978．
圭室諦成『葬式仏教』大法輪閣，1963．
蒲池勢至『真宗と民俗信仰』吉川弘文館，1993．
アンダーソン『お寺の事情』毎日新聞社，2000．
坂本　要編『極楽の世界』北辰堂（渓水社），1997．
坂本　要編『地獄の世界』北辰堂（渓水社），1990．
『仏教民俗学大系』全8巻，名著出版，1986-1993．
『大系　仏教と日本人』全12巻，春秋社，1985-1989．
『仏教行事歳時記』全12巻，第一法規，1988-1989．
『仏教民俗辞典』新人物往来社，1986．

(11)　女性

村武精一『家と女性の民俗誌』新曜社，1992．
柳田國男「妹の力」(1925)『柳田國男集』9，1969．ちくま文庫．
西口順子『女の力』平凡社，1987．
鈴木正崇『女人禁制』吉川弘文館，2002．
神田より子『神子の家の女たち』東京堂出版，1992．
大隅治雄・西口順子編『巫と女神』（女性と仏教4）平凡社，1989．
瀬川清子『女の民俗誌』東京書籍，1980．
宮本常一『女の民俗誌』岩波現代文庫，2001．
牧田　茂『神と女の民俗学』講談社新書，1981．
宮田　登『ヒメの民俗学』ちくま文庫，2000 (1987).
大塚英志『少女民俗学』光文社，1989．
坪井洋文編『家と女性』（日本民俗文化大系10）小学館，1985．
倉石あつ子『柳田国男と女性観』三一書房，1995．
川村邦光『オトメの祈り』『オトメの身体』『オトメの行方』紀伊国屋書店，1993, 1994, 2003．
脇田晴子編『ジェンダーの日本史』全2巻，東京大学出版会，1994-1995．
『日本女性史論集』全10巻，吉川弘文館，1998 ．

(12）現代の民俗宗教

千葉徳爾『間引きと水子』農山漁村文化協会，1983．
松崎憲三『現代供養論考』慶友社、2004．
ラフルーア『水子』青木書店、2006（1992）．

(13)　新宗教

島薗　進『精神世界のゆくえ』東京堂出版，1996．
島薗　進『〈癒す知〉の系譜』吉川弘文館，2003．
島薗　進『現代救済宗教論』青弓社，1992．
島薗　進『スピリチュアリティの興隆』岩波書店、2007．
中牧弘允『日本宗教と日系宗教の研究』刀水書房，1989．
井上順孝他編『新宗教研究調査ハンドブック』雄山閣出版，1978．
井上順孝他編『新宗教事典』弘文堂，1990．
井上順孝『新宗教の解読』ちくま文庫，1996 (1992).

13.　芸能

山路興造他編『日本歴史と芸能』全12巻（ビデオ付），平凡社，1990-1992．
山路興造『翁の座』平凡社，1990．
服部幸雄『大いなる小屋』平凡社，1986．
三隅治雄『日本民俗芸能概論』東京堂出版，1973．
西角井正慶『村の遊び』岩崎美術社，1966．
西角井正大『民俗芸能入門』文研出版，1979．
大林太良編『演者と観客』（日本民俗文化大系7）小学館，1984．
早川孝太郎『花祭』（早川孝太郎全集1・2）未来社，1972．
須藤　功『西浦のまつり』未来社，1981．
石塚尊俊『西日本諸神楽の研究』慶友社，1979．
岩田　勝『神楽源流考』名著出版，1983．
牛尾三千夫『神楽と神がかり』名著出版，1985．
宮尾しげを『能と民俗芸能』檜書店，1967．
新井恒易『農と田遊びの研究』上・下，明治書院，1982．
真壁　仁『黒川能』日本放送出版協会，1973．
永田衡吉『日本の人形芝居』錦正社，1969．
兵藤裕己『平家物語の歴史と芸能』吉川弘文館，2000．
角田一郎『農村舞台の綜合的研究』桜楓社，1971．
後藤　淑『日本芸能史』教養文庫，社会思想社，1978．
後藤　淑『民間の仮面』木耳社，1968．
大森恵子『念仏芸能と御霊信仰』名著出版，1992．
岩田　勝編『神楽』名著出版，1990．
守屋　毅編『芸能と鎮魂』（仏教と日本人7）春秋社，1988．
鵜飼正樹『見世物稼業』新宿書房，2000．
民俗芸能研究の会・第一民俗芸能学会編『課題としての民俗芸能研究』ひつじ書房，1993．
橋本裕之『王の舞の民俗学的研究』ひつじ書房，1997．
橋本裕之『演技の精神史』岩波書店，2003．
橋本裕之『民俗芸能研究という神話』森話社、2006．
笹原亮二『三匹獅子舞の研究』思文閣出版，2003．
松岡心平編『鬼と芸能』森話社，2000．
野村伸一『巫と芸能者のアジア』中公新書，1995．
上野誠『芸能伝承の民俗誌的研究』世界思想社，2001．
岩田勝編『中国地方神楽祭文集』三弥井書店，1990．
『岩手県民俗芸能誌』など県別民俗芸能誌，錦正社．
芸能史研究会編『日本芸能史』全7巻，法政大学出版会，1986-1990．
仲井幸二郎他『民俗芸能辞典』東京堂出版，1981．
日本ナショナル・トラスト編『日本民俗芸能事典』第一法規出版，1976．

14．口頭伝承

(1)　昔話・伝説

福田　晃・常光　徹・斎藤寿始子編『日本の民話を学ぶ人のために』世界思想社，2000．
小松和彦『神々の精神史』福武文庫，1992 (1975).
小松和彦『説話の宇宙』人文書院，1987．
川島秀一『ザシキワラシの見えるとき』三弥井書店，1999．
山下欣一『南島説話生成の研究』第一書房，1998．
三浦佑之『村落伝承論』五柳書院，1987．
野村純一『昔話伝承の研究』同朋舎出版，1984．
野村純一『日本の世間話』東京書籍，1995．
野村純一編『昔話伝説研究の展開』三弥井書店，1999．
錦　仁『浮遊する小野小町』笠間書院，2001．
柳田國男「桃太郎の誕生」(1933)『柳田國男集』8，1962．ちくま文庫．
柳田國男『日本昔話名彙』日本放送出版協会，1948．
柳田國男『日本伝説名彙』日本放送出版協会，1950．
柳田國男「伝説」(1940)『柳田國男集』5，筑摩書房，1962. ちくま文庫．
武田　正『昔話の伝承世界』岩田書院，1996．
武田　正『雪国の語部』法政大学出版局，1985．
小澤俊夫『昔ばなしとは何か』福武文庫， 1990 (1983).
大島建彦『咄の伝承』岩崎美術社，1970．
桜井徳太郎『昔話の民俗学』講談社学術文庫，1996．
林　雅彦『日本の絵解き』三弥井書店，1984．
波平恵美子編『伝説の生まれるとき』福武書店，1991．
福田　晃『昔話の伝播』弘文堂，1976．
鈴木棠三『なぞの研究』東京堂出版，1963．
棋垣　実『日本の忌みことば』岩崎美術社，1973．
大島建彦『民俗としてのことわざ』岩崎美術社，1974．
川森博司『日本昔話の構造と担い手』大阪大学出版会，2000．
関　敬吾『日本昔話大成』全12巻，角川書店，1978-1979．
稲田浩二・小沢俊夫『日本昔話通観』全32巻，同朋舎出版，1977-1998．
野村純一，福田　晃・小松和彦『日本昔話研究集成』全5巻，1984-1985．
稲田浩二他編『日本昔話事典』弘文堂，1977．
朝倉治彦他編『神話伝説辞典』東京堂出版，1963．
野村純一他編『日本伝説大系』全15巻，みずうみ書房，1982-1990．
鈴木棠三・広田栄太郎『故事ことわざ辞典』東京堂出版，1956．
鈴木棠三編『ことば遊び辞典』東京堂出版，1959．

(2)　妖怪

小松和彦『妖怪学新考』小学館ライブラリー，2000 (1994).
宮田　登『妖怪の民俗学』ちくま文庫，2002 (1985).
小松和彦・京極夏彦編『日本妖怪学大全』小学館，2003．
香川雅信『江戸の妖怪革命』河出書房新社、2005．
常光徹『学校の怪談』ミネルヴァ書房，1993．
『怪異の民俗学』全8巻（憑物，妖怪，河童，鬼，天狗と山姥）河出書房新社，2000.
阿部正路『日本の幽霊』東京書籍，1984．
石川純一郎『河童の世界』時事通信社，1985．
中村禎里『狸とその世界』朝日新聞社，1990．
中村禎里『河童の日本史』日本エディタースクール出版部，1996．
中村禎里『狐の日本史』全2冊，日本エディタースクール出版部，2001．

(3)　民謡・民俗音楽

柳田國男「民謡覚書」(1936)『柳田國男集』17，筑摩書房，1962．ちくま文庫．
町田佳章・浅野健二『日本民謡集』岩波文庫，1960．
武田　正『わらんべ唄歳時記』岩崎美術社，1969．
牛尾三千夫『大田植の習俗と田植歌』名著出版，1986．
浅野健二『日本の民謡』岩崎書店，1965．
竹内　勉『日本の民謡』日本放送出版協会，1968．
東洋音楽会編『日本民謡と民俗芸能』音楽之友社，1977．
小泉文夫『日本伝統音楽の研究』音楽之友社，1958．
小島美子『日本音楽の古層』音楽之友社，1982．
酒井正子『奄美歌掛けのディアローグ』第一書房，1996
内田るり子『田植囃子の研究』雄山閣出版，1972．
小倉　朗『日本の耳』岩波新書，1977．
笹本正治『中世の音・近世の音』名著出版，1990．
高野辰之『日本歌謡集成』全12巻，東京堂出版，1979-1980．
浅野健二『日本民謡大辞典』雄山閣出版，1983．
須藤豊彦『日本歌謡辞典』桜楓社，1985．

15.　メディアと民俗

佐藤健二『読書空間の近代』弘文堂，1987．
佐藤健二『風景の生産・風景の解放』講談社，1994．
佐藤健二『流言蜚語』有信堂高文社，1995．

16.　地名

柳田國男「地名の研究」(1936)『柳田國男集』20，筑摩書房，1962.ちくま文庫．
池田末則『地名伝承論』平凡社，1977．
千葉徳爾『新地名の研究』古今書院，1983．
鏡味明克『地名学入門』大修館書店，1984．
内務省地理局編『地名索引』名著出版，1980．
金井弘夫編『日本地名索引』上・下，アボック社，1981．
鏡味完二『日本地名学』上・下，原書房，1981．
桑原公徳『地籍図』学生社，1976．
鏡味明克他『地名関係文献解題事典』同朋舎出版，1981．

17．都市民俗学・都市人類学

(1)　都市民俗学

倉石忠彦『都市民俗論序説』雄山閣出版，1990．
小林忠彦『都市のフォークソサイエティ』名著出版，1990．
宮田　登『都市民俗論の課題』未来社，1982．
岩本通弥他編『混沌と生成』（都市民俗学へのいざない1）雄山閣，1989．
岩本通弥他編『情念と宇宙』（都市民俗学へのいざない2）雄山閣，1989．
森栗茂一『河原町の歴史と都市民俗学』明石書店，2003．
宮田　登編『都市と田舎』（日本民俗文化大系11）小学館，1985．
柳田國男「都市と農村」『柳田國男集』16，筑摩書房，1969 (1929).
柳田國男『明治大正史世相編』講談社学術文庫，1985 (1931).
有末賢他編『都市民俗生活誌』全3巻，明石書店，2002．
森口多里『町の民俗』三国書房，1944．
井上頼寿『改訂　京都民俗志』平凡社，1968．
上田　篤『京町屋』鹿島出版会，1976．
島村　昇・鈴鹿幸雄他『京の町屋』鹿島出版会，1971．
中野　卓『商家同族団の研究』上・下，未来社，1978．
今和次郎『モデルノロヂオ（考現学）』学陽書房，1986 (1930).
今和次郎『考現学入門』ちくま文庫，1987．
川添　登編『生活学へのアプローチ』ドメス出版，1984．
藤森照信『路上観察学入門』ちくま文庫，1995 (1986).
望月照彦『都市民俗学』全5巻，未来社，1989-1990．
金沢民俗をさぐる会編『都市の民俗・金沢』国書刊行会，1984．
ドーア『都市の日本人』岩波書店，1962 (1958).
西山松之助『しぶらの里』吉川弘文館，1982．
宮本常一『都市の祭と民俗』（宮本常一著作集27）未来社，1982 (1961)．
大村英昭・西山　茂編『現代人の宗教』有斐閣，1988．
藤井正雄『現代人の信仰構造』評論社，1974．
宗教社会学の会編『生駒の神々』創元社，1985．
石井研士『銀座の神々』新曜社，1994．
石井研士『都市の年中行事』春秋社，1994．

(2)　都市人類学

中村孚美編『都市人類学』（現代の人類学2）至文堂，1984．
前田　愛編『テクストとしての都市』学燈社，1984．
鈴木　広他編『リーディングス　日本の社会学7　都市』東京大学出版会，1985．
鈴木栄太郎『都市社会学原理』(1957)（鈴木栄太郎著作集6），未来社，1969．
篠田浩一郎『都市の記号論』青土社，1982．
井上　俊編『地域文化の社会学』世界思想社，1983．
松本通晴編『地域生活の社会学』世界思想社，1983．
井上章一『霊柩車の誕生』朝日新聞社，1984．
有末　賢『現代大都市の重層的構造』ミネルヴァ書房，1999．
中村孚美「都市と祭り」『現代諸民族の宗教と文化』社会思想社，1982．
「祝祭の100年」日本生活学会編『生活学』第24集，ドメス出版，2000．
梅棹忠夫・守屋　毅編『都市化の文明学』ドメス出版，1985．
井上忠司編『都市のフォークロア』ドメス出版，1988．
谷　直樹・増井正哉編『まち祇園祭すまい』思文閣出版，1994．
米山俊直『祇園祭』中公新書，1974．
米山俊直『都市と祭りの人類学』河出書房新社，1986．
森田三郎『祭りの文化人類学』世界思想社，1990．
松平　誠『祭の文化』有斐閣，1983．
松平　誠『都市祝祭の社会学』有斐閣，1990．
和崎春日『左大文字の都市人類学』弘文堂，1987．
和崎春日『大文字の都市人類学的研究』刀水書房，1996 　
上田　篤『日本都市論』講談社学術文庫，1986 (1968).
前田　愛『都市空間の中の文学』ちくま文庫，1992 (1982).
コックス『世俗都市』新教出版社，1967 (1966).
コックス『患者の饗宴』新教出版社，1971 (1969).
コックス『世俗都市の宗教』新教出版社，1986 (1984).
べルグ『都市の日本』筑摩書房，1996．
ベルセ『祭りと反乱』新評論，1980 (1978).
モラン『オルレアンのうわさ』みすず書房，1973 (1969).
ブルンヴァン『消えるヒッチハイカー』新宿書房，1988．

(3)　江戸・東京学

小木新造編『江戸東京学』（現代のエスプリ別冊，江戸とは何か5）至文堂，1986．
宮田　登『江戸歳時記』吉川弘文館，1981．
神崎宣武『盛り場のフォークロア』河出書房新社，1987．
川添　登編『おばあちゃんの原宿』平凡社，1989．
川添　登『東京の原風景』日本放送出版協会，1979．
田中優子『江戸の想像力』ちくま文庫，1992 (1986)．
宮田　登『江戸のはやり神』ちくま文庫，1993 (1972).（旧題：近世の流行神）
鈴木博之『江戸の地霊』文芸春秋，1990．
松平　誠『ヤミ市』ドメス出版，1985．
重信幸彦『タクシー/モダン東京民俗誌』日本エディタースクール出版部，1999．
長谷川　堯『都市廻廊』中公文庫，1985 (1975).
吉見俊哉『都市のドラマトウルギー』弘文堂，1987．
陣内秀信『東京の空間人類学』筑摩書房，1985．
陣内秀信・板倉文雄他『東京の町を読む』相模書房，1981．
藤森照信『明治の東京計画』岩波書店（同時代ライブラリー），1982．
藤森照信『建築探偵の冒険・東京編』筑摩書房，1986．
槇　文彦他『見えがくれする都市』鹿島出版会，1980．
小木新造編『江戸東京を読む』筑摩書房，1991．
小木新造『東京庶民生活史研究』日本放送出版協会，1979．
森下みさ子『江戸の微意識』新曜社，1988．
四方田犬彦『月島物語』集英社文庫，1999 (1992).
ポパム『東京の肖像』朝日新聞社，1991 (1985).
サイデンステッカー『東京・下町・山の手 1867-1923』ちくま文庫，1986 (1983).
バルト『表微の帝国』ちくま文庫，1996 (1970).
ファウラー『山谷ブルース』新潮文庫，2003 (1998).
青木秀男『現代日本の都市下層--寄せ場と野宿者と外国人労働者』明石書店，2000
磯田光一『思想としての東京』講談社学術文庫，1991 (1978).
奥野健男『文学における原風景』集英社，1972．
高田　衛『江戸の悪魔祓い師』ちくま文庫，1994 (1991)．
小木新造他『江戸東京学事典』三省堂，1987．
森　まゆみ『谷中・千駄木・根津』（タウン誌），1984-.

18．社会史 (中世から近代）

網野善彦『日本論の視座』小学館ライブラリー，1993 (1990).
網野善彦『異形の王権』平凡社ライブラリー，1993 (1986).
網野善彦『日本中世の非農業民と天皇』岩波書店，1984．
網野善彦『無縁・公界・楽』平凡社ライブラリー，1996 (1978).
保立道久『中世の愛と従属』平凡社，1986．
黒田日出男『姿としぐさの中世史』平凡社，1986．
黒田日出男『境界の中世　象徴の中世』東京大学出版会，1986．
笠松宏至『徳政令』岩波新書，1983．
勝俣鎮夫『一揆』岩波新書，1982．
小沢　浩『生き神の思想史』岩波書店，1988．
安丸良夫『日本の近代化と民衆思想』平凡社ライブラリー，1999 (1974).
鹿野政直『日本近代化の思想』講談社学術文庫，1986 (1972)．
色川大吉『新編明治精神史』講談社学術文庫，1976 (1973).
鶴見俊輔『戦後日本の大衆文化史』岩波現代文庫，2001 (1984).
『日本の社会史』全8巻，岩波書店，1985-1986．

19.　故郷・記憶・表象

川村邦光『幻視する近代空間』青土社，1990．
李　孝徳『表象空間の近代』新曜社，1996．
菊地　暁『柳田国男と民俗学の近代』吉川弘文館，2001．
成田龍一『「故郷」という物語』吉川弘文館，1998．
成田龍一他編『故郷の喪失と再生』青弓社，2000．
阿部正成編『記憶のかたち』柏書房，1999．
ノラ『記憶の場』全3巻，岩波書店，2002-2003．
小松和彦編『記憶する民俗社会』人文書院，2000．
岩本通弥編『記憶』（現代民俗誌の地平2）朝倉書店，2003．
岩本通弥編『ふるさと資源化と民俗学』吉川弘文館、2007．
若尾祐司・羽賀祥二編『記録と記憶の比較文化史』名古屋大学出版会，2005.
兵藤裕己『〈声〉の国民国家』日本放送出版協会，2000．
松崎憲三編『近代庶民生活の展開』三一書房，1998.
松崎憲三編『同郷者集団の民俗学的研究』岩田書院，2002．

20．戦争

川村　湊『「大東亜民俗学」の虚実』講談社，1996.　
川村邦光編『戦死者のゆくえ』青弓社，2003．
岩田重則『戦死者霊魂のゆくえ』吉川弘文館，2003．
赤坂憲雄編『権力』（現代民俗誌の地平3）朝倉書店，2003．
喜多村理子『徴兵・戦争と民衆』吉川弘文館，1999．
田中丸勝彦『さまよえる英霊たち』柏書房，2002．
日本戦没学生記念会編『きけわだつみのこえ』岩波文庫，1982．
高橋哲哉『靖国問題』筑摩書房、2005．
三土修平『靖国問題の原点』日本評論社、2005．
赤澤史朗『靖国神社』岩波書店、2005．

21.　植民地・政治

岩竹美加子編訳『民俗学の政治性』未来社，1996．
村井　紀『南島イデオロギーの発生』岩波現代文庫，2004 (1995).
小熊英二『〈日本人〉の境界』新曜社，1998．
篠原　徹編『近代日本の他者像と自画像』柏書房，2001．
テッサ・モーリス＝鈴木『辺境から眺める』みすず書房，2000．
原　武史『〈出雲〉という思想』講談社学術文庫，2001 (1996).
原　武史『可視化された帝国』みすず書房，2001．
フジタニ『天皇のページェント』日本放送出版協会（NHKブックス），1994．
中村生雄『日本の神と王権』法蔵館，1994．
安丸良夫『近代天皇像の形成』岩波モダンクラシックス，2001 (1992).
猪瀬直樹『天皇の影法師』新潮文庫，1987 (1983).
フィールド『天皇の逝く国で』みすず書房，1994 (1991).

22.　差別

部落解放研究所編『被差別部落の民俗伝承』上下・映像資料，1995．
柴田道子『被差別部落の伝承と生活』三一書房，1972．
小林初枝『被差別部落の世間ばなし』筑摩書房，1979．
乾　武俊『民俗文化の深層』部落解放研究所，1995．
脇田　修『河原巻物の世界』東京大学出版会，1991．

23.　比較民俗学

岡　正雄『異人その他』岩波文庫，1994 (1979).
佐々木高明『照葉樹林文化の道』日本放送出版協会，1982．
松本信廣『日本民族文化の起源』全3巻，講談社，1978．
『馬淵東一著作集』全4巻，社会思想社，1974・1988．
『環中国海の民俗と文化』全4巻，凱風社，1989-1994．
鈴木満男『マレビトの構造』三一書房，1974．
下野敏見『日本列島の比較民俗学』吉川弘文館，1995．
鈴木正崇「アジアの民俗宗教の比較研究」『宗教研究』292，1992．
宮家　準・鈴木正崇編『東アジアのシャーマニズムと民俗』勁草書房，1994．
陶　立〓『中国民俗学概論』勉誠社，1997．

24.　日本人論

酒井直樹『死産される日本語・日本人』新曜社，1996.
ベフ・ハルミ『イデオロギーとしての日本文化論』（増補新版）思想の科学社，1997 (1987).
吉野耕作『文化ナショナリズムの社会学』名古屋大学出版会，1997.
イ・ヨンスク『「国語」という思想』岩波書店，1996．
津城寛文『日本の深層文化序説』玉川大学出版部，1995．
浜口恵俊『「日本らしさ」の再発見』講談社学術文庫，1988 (1977).
李　御寧『「縮み」志向の日本人』講談社文庫，1984 (1982).
佐伯彰一・芳賀　徹編『外国人による日本論の名著』中公新書，1987．
築島謙三『「日本人論」の中の日本人』講談社学術文庫，2000 (1984).
杉本良夫，ロス・マオア『日本人論に関する12章』ちくま文庫，2000 (1982).
杉本良夫，ロス・マオア『日本人論の方程式』ちくま文庫，1995.

25.　民俗学者の著作集

『定本　柳田國男集』全31巻・別巻5，筑摩書房，1962-1971．
『柳田国男全集』全32巻，ちくま文庫，1989-1991．
『柳田国男全集』筑摩書房，1997-．
『折口信夫全集』全31巻，別巻1，中央公論社，中公文庫．
『折口信夫全集ノート編』全18巻，別巻1，中央公論社．
『折口信夫全集ノート編追補』全5巻，中央公論社．
『南方熊楠全集』全10巻・別巻2，平凡社．
『鳥居龍蔵全集』全12巻，別巻1，朝日新聞社．
『伊波普猷全集』全11巻，平凡社．
『石田英一郎全集』全8巻，筑摩書房．
『早川孝太郎全集』全10巻・別巻1，未来社．
『大間知篤三著作集』全6巻，未来社．
『山口麻太郎著作集』全3巻，佼成出版社．
『山口弥一郎選集』全8巻，世界文庫．
『有賀喜左衛門著作集』全11巻，未来社．
『和歌森太郎著作集』全16巻，弘文堂．
『桜井徳太郎著作集』全10巻・別巻1，弘文堂．
『桜田勝徳著作集』名著出版．
『堀一郎著作集』未来社．
『高取正男著作集』法蔵館．
『石田英一郎著作集』筑摩書房．
『竹内利美著作集』名著出版．
『関敬吾著作集』同朋舎出版．
『千葉徳爾著作集』東京堂出版．
『宮本常一著作集』未来社．
『池田弥三郎著作集』角川書店．
『岩崎敏夫著作集』名著出版．
『本田安次著作集』錦正社．
『古野清人著作集』三一書房，南斗書房（再刊）．
『菅江真澄全集』未来社．
『赤松啓介民俗学選集』全5巻，明石書店，2000．
『鶴見和子曼荼羅コレクション』全7巻，藤原書店，1998．
『上井久義著作集』全7巻、清文堂、2006－2007．

26．学説研究

『日本民俗文化大系』全12巻（柳田國男・折口信夫・南方熊楠など）講談社．
『柳田國男』（現代のエスプリ）至文堂，1967．
『柳田國男』有精堂，1978．
伊藤幹治『柳田國男』潮出版社，1975．
伊藤幹治・米山俊直編『柳田國男の世界』日本放送出版協会，1976．
モース『近代化への挑戦』日本放送出版協会，1977．
後藤総一郎『人と思想　柳田國男』三一書房，1972．
神島二郎『柳田國男研究』筑摩書房，1973．
後藤総一郎編『柳田國男研究資料集成』20巻別巻2，日本図書センター，1986-1987．
後藤総一郎編『柳田國男伝』三一書房，1988．
川田　稔『柳田國男の思想史的研究』未来社，1986．
川田　稔『柳田国男―「固有信仰」の世界』未来社，1992．
赤坂憲雄『山の精神史』小学館ライブラリー，1996 (1991).
赤坂憲雄『漂泊の精神史』小学館ライブラリー，1997 (1994).
赤坂憲雄『海の精神史』小学館，2000．
中井信彦『歴史学的方法の基準』塙書房，1973．
福田アジオ『柳田國男の民俗学』吉川弘文館，1992．
福田アジオ編『柳田国男の世界』吉川弘文館，2002．
藤井隆至『柳田國男　経世済民の学』名古屋大学出版会，1995．
岩本由輝『柳田國男』正・続，柏書房，1982-1983．
鶴見太郎『柳田国男とその弟子たち』人文書院，1998.
鶴見太郎『橋浦泰雄伝』晶文社，2000．
『柳田国男事典』勉誠出版，1998.
『折口信夫』有精堂，1972．
西村　亨編『折口信夫事典』大修館書店，1988．
津城寛文『折口信夫の鎮魂論』春秋社，1990．
中村生雄『折口信夫の戦後天皇論』法蔵館，1995．
住谷一彦『日本の意識』岩波書店（同時代ライブラリー），1994 (1983)．
岡　茂雄『本屋風景』中公文庫，1983．
谷川健一編『人と思想　折口信夫』三一書房，1974．
飯倉照平編『南方熊楠　人と思想』平凡社，1974．
大月隆寛『民俗学という不幸』青弓社，1992．
瀬川清子・植松明石編『日本民俗学のエッセンス』ぺりかん社，1986．

27.　専門研究のための雑誌類

『日本民俗学』日本民俗学会．
『宗教研究』日本宗教学会．
『文化人類学』日本文化人類学会．
『列島の文化史』日本エディタースクール出版部．
『国立歴史民俗博物館研究報告』国立歴史民俗博物館．
『儀礼文化』儀礼文化学会．
『日本研究』国際日本文化研究センター．
『南島史学』南島史学会．
『歴史と民俗』神奈川大学常民文化研究所，平凡社．
『芸能の科学』国立文化財研究所芸能部，平凡社．
『口承文芸研究』口承文芸学会．
『絵解き研究』絵解き研究会（岩田書院取扱）．
『史境』歴史人類学会（筑波大学）．
『歴史・人類』筑波大学歴史人類学系研究室．
『世間話研究』筑波大学歴史人類学系研究室．
『比較民俗研究』神奈川大学佐野研究室（旧：筑波大学歴史人類学系研究室）．
『地方史研究』名著出版．
『芸能史研究』芸能史研究会．
『民俗芸能研究』民俗芸能学会．
『山岳修験』山岳修験学会（岩田出版取扱）．
『神道宗教』神道宗教学会．
『民俗学研究所紀要』成城大学民俗学研究所．
『國學院大学日本文化研究所紀要』國学院大学日本文化研究所．
『宗教民俗研究』宗教民俗研究会，名著出版．
『まつり』祭り同好会．
『東北学』全8巻，作品社．
『旅の文化研究所紀要』旅の文化研究所．
『歴史手帖』名著出版（廃刊）．
『民俗学評論』大塚民俗学会（廃刊）．
『自然と文化』日本ナショナルトラスト（廃刊予定）．
『あるく・みる・きく』日本観光文化研究所，近畿日本ツーリスト（廃刊）．
『日中文化研究』勉誠社（廃刊）．
『民俗宗教』木曜会，東京堂出版（廃刊）．
『芸能』芸能学会，桜楓社（廃刊）．
『フォークロア』本阿弥書店（廃刊）．
『民族学研究』日本民族学会（『文化人類学』に改称）．

日本研究の文献案内―民俗学を中心として

1. 概説書

2. 入門書

3. 講座・論集

4．辞典類

5. 民俗誌・史料/資料集成

6. 文献目録

7. 民俗調査法

8. 村落

(1) 総 論

(2) 歴史と制度

(3) 組織と運営

(4) 子供組と若者組

(5) 村落類型

9．家族と親族

(1) 総 論

(2) 家族構成

(3) 祖先祭祀

(4) 親 族

10．生産と技術

(1) 農 業

(2) 漁 業

(3) 山の生業と職人

(4) 交通と交易

(5) 衣 食

(6) 住 居

(7) 民 具

(8) 民 芸

(9) 自然・環境・コモンズ

11. 人生儀礼と年中行事

(1) 総 論

(2) 出産・子育て・教育

(3) 婚姻と性

(4) 老い・葬制・墓制

(5) 年中行事

12．信 仰

(1) 民間信仰の総論

(2) 民間信仰の各論

(3) 神と仏

(4) 祭り

(5) 神 道3

(6) 修験道・山岳信仰

(7) 陰陽道・禁忌・民間医療

(8) シャーマニズム

(9) 巡 礼

(10) 仏教民俗

(11) 女 性

(12）現代の民俗宗教

(13) 新宗教

13. 芸 能

14．口頭伝承

(1) 昔話・伝説

(2) 妖 怪

(3) 民謡・民俗音楽

15. メディアと民俗

16. 地 名

17．都市民俗学・都市人類学

(1) 都市民俗学

(2) 都市人類学

(3) 江戸・東京学

18．社会史 (中世から近代）

19. 故郷・記憶・表象

20．戦争

21. 植民地・政治

22. 差 別

23. 比較民俗学

24. 日本人論

25. 民俗学者の著作集

26．学説研究

27. 専門研究のための雑誌類

1.　概説書

2.　入門書

3.　講座・論集

5.　民俗誌・史料/資料集成

6.　文献目録

7.　民俗調査法

8.　村落

(1)　総論

(2)　歴史と制度

(3)　組織と運営

(4)　子供組と若者組

(5)　村落類型

(1)　総論

(2)　家族構成

(3)　祖先祭祀

(4)　親族

(1)　農業

(2)　漁業

(3)　山の生業と職人

(4)　交通と交易

(5)　衣食

(6)　住居

(7)　民具

(8)　民芸

(9)　自然・環境・コモンズ

11.　人生儀礼と年中行事

(1)　総論

(2)　出産・子育て・教育

(3)　婚姻と性

(4)　老い・葬制・墓制

(5)　年中行事

12．信仰

(1)　民間信仰の総論

(3)　神と仏

(4)　祭り

(5)　神道3

(6)　修験道・山岳信仰

(7)　陰陽道・禁忌・民間医療

(8)　シャーマニズム

(9)　巡礼

(10)　仏教民俗

(11)　女性

(13)　新宗教

13.　芸能

(1)　昔話・伝説

(2)　妖怪

(3)　民謡・民俗音楽

15.　メディアと民俗

16.　地名

(1)　都市民俗学

(2)　都市人類学

(3)　江戸・東京学

19.　故郷・記憶・表象

21.　植民地・政治

22.　差別

23.　比較民俗学

24.　日本人論

25.　民俗学者の著作集

27.　専門研究のための雑誌類