新甘露幀撰
付記
以下の図像は、以前、一度、掲載したものですが、ファイルを消失してしまい、長らく「準備中」のままでした。このたび以前の図版を再度、組み直して掲載しました。
甘露幀は朝鮮民族はいうまでもなく、東アジア民衆文化史のすばらしい財産です。ただし、残念なことに、若い研究者たちはこうした絵画にあまり興味を抱かないようです。
とはいえ、この広い世界に一人くらいは同学の方がいるのではないかともおもっています。それで、いわば種を蒔いておくことにしました。
なお、このホームページに掲載の「朝鮮時代の仏画にみる女性生活像」も参照していただければさいわいです。それにより、この甘露幀の世界はより具体的にみえてくるのではないかとおもいます。そこには関連する参考文献なども記しておきました。
(2007.7.22 野村伸一)
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追記 採訪日時
2002年2月 奉恩寺、南長寺、興国寺を順次訪問、調査。
2002年8月 サンゲ寺、全羅南道大興寺訪問、調査。
2003年9月 円光大学博物館、サンゲ寺、通度寺
2004年9月 サンゲ寺ほかの仏画探訪。