○花の舞  花笠をかぶった四人の少年が地固と同じ振りで跳舞する。扇、盆(紙で作った折敷)、湯桶と採り物を変えて三回くり返す。
 新しい生命の象徴である「花の舞」は少年が舞うのにふさわしい。ここで意味される花は花祭の核心の観念でもあり、三沢の「御神楽日記」(1581年)にもみえている。神楽の成立時においても重要な舞であったことが知られる。