1号犬頭蓋骨の右側面

弥生時代以降の出土資料とは異なり、前頭部から吻部にかけての屈曲が目立たず、その側面観が直線的形状を呈している点を確認できます。脳頭蓋が低い点、前頭骨前部の隆起が目立たない点、頬骨が高く、眼窩の最高点と最低点を結ぶ線が後方に傾く点も、既報の縄文犬頭蓋骨に共通する特徴といえます。