古典
68.ユストゥス・リプシウス『円形劇場』他(アントウェルペン、1584 / 1585年)

 

Iustus Lipsius, De Amphitheatro liber syoshi.jpg (1610 バイト)
   リプシウスは、ルーヴァン、ライデンなどの大学の教授を歴任した古典学者で、ルーベンスの教師でもあった。リプシウスは厳密な本文校訂を導入してタキトゥスやセネカを校訂したが、どちらも16世紀を代表する学術的校訂版である。また、自らタキトゥスやセネカを範としたラテン語で文章を書き、その簡潔な文体は、16世紀後半のヨーロッパでカトリック、プロテスタントを問わず流行となった。本書はリプシウスが著したローマ史に関する小品3点の合冊で、ローマの剣闘士や円形劇場のさまざまな形状を論じている。ヴェローナ[1]とローマ[2]の円形劇場の遺跡の銅版画が含まれている。

   さらに慶應義塾図書館所蔵本は、デカルトの『哲学の原理』とも合冊になっている。

 

     

 

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