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大学院

修士課程
(情報資源管理分野)

修士課程(情報資源管理分野)

概要

 2004年度から設けられた情報資源管理分野は,図書館運営とそれに必要な情報技術,最近の図書館における動向を中心とした実務者に向けたカリキュラムとなっています。

図書館の種類は限定していませんが,公共図書館と大学図書館については専門的な科目を設けています。

 なお,修士論文指導科目(情報資源管理特殊講義演習I,II)と研究論文紹介とその検討を行う「抄読会」(情報資源管理特殊講義演習III,IV)が必修科目です。

 また,図書館・情報学分野に属する場合,情報資源管理分野の科目を4科目8単位まで,情報資源管理分野に属する場合も図書館・情報学分野の科目を4科目8単位まで履修できます。

 図書館・情報学分野と同じく,修士論文を提出し合格することが修了の要件となっています。

 修士論文の作成にあたっては,3回程度,全大学院生と全教員が参加する中間発表会が開催され,その進展状況を発表することになっています。毎年,11月に修士論文の題目を学生部宛に届け,1月末までに論文を提出します。2月下旬〜3月はじめに修士論文面接があり,合否が決まります。

科目一覧

  • 情報資源管理特殊講義I:図書館制度
    各種図書館の制度に関する問題を取り上げる。図書館以外では,著作権なども議論する。
  • 情報資源管理特殊講義II:図書館経営論
    図書館を中心とした経営問題を取り上げる。まず講義により概要を確認し,次に事例・ケースの分析に基づいて議論を行う。
  • 情報資源管理特殊講義III:図書館評価論
    図書館の経営評価の歴史や手法を学び,その意義や活用方法を検討する。また、蔵書評価の考え方と手法に関しても検討する。
  • 情報資源管理特殊講義IV:デジタル書物学
    書物のデジタル化の状況をふまえたうえで、デジタルヒューマニティーズと書物研究の最新動向、教育への活用、図書館による支援のあり方について検討する。
  • 情報資源管理特殊講義V:知識プロフェッション論(A)
    図書館職を知識プロフェッションととらえ、その資格と養成教育、雇用と研修、館種ごとの問題状況、隣接職種との関係、世界的な動向について検討する。
  • 情報資源管理特殊講義VI:知識プロフェッション論(B)
    図書館職を知識プロフェッションととらえ、その資格と養成教育、雇用と研修、館種ごとの問題状況、隣接職種との関係、世界的な動向について検討する。
  • 情報資源管理特殊講義VII:利用者サービスデザイン(A)
    図書館がウェブ上で利用者に向けて提供するサービスの内容及び提供方法を検討する上で考慮すべき点を整理し、実際のサービスを対象に評価を試みる。
  • 情報資源管理特殊講義VIII:利用者サービスデザイン(B)
    レファレンス・サービスを中心とする利用者サービスを提供する際に課題となる事項について,実際に即して検討します。それにより,図書館員としての知識・技能の向上をレファレンス・サービスを中心とする利用者サービスを提供する際に課題となる事項について,実際に即して検討します。それにより,図書館員としての知識・技能の向上をめざす。
  • 情報資源管理特殊講義IX:情報資源組織化(A)
    図書館等における情報と情報資源の組織化を目的としたメタデータの設計・作成・提供および主題分析・統制語彙・分類法などの理論的展開と実践等を、最新動向を含めて検討する。
  • 情報資源管理特殊講義X:情報資源組織化(B)
    図書館等における情報と情報資源の組織化を目的としたメタデータの設計・作成・提供および主題分析・統制語彙・分類法などの理論的展開と実践等を、最新動向を含めて検討する。
  • 情報資源管理特殊講義XI:学術コミュニケーション論(A)
    学術コミュニケーションを実現する多様な情報メディア,それらを支える大学図書館,商業出版社,学会等の役割について検討し,学術コミュニケーションの生態系を理解する。
  • 情報資源管理特殊講義XII:学術コミュニケーション論(B)
    学術コミュニケーションを実現する多様な情報メディア,それらを支える大学図書館,商業出版社,学会等の役割について検討し,学術コミュニケーションの生態系を理解する。
  • 情報資源管理特殊講義XIII:学術論文演習(A)
    図書館・情報学における研究課題設定、研究方法、データ分析、成果の口頭発表法、学術論文の書き方について、講義、演習、講評を通して一連のステップをなぞることにより、基本を身につけることを目指す。
  • 情報資源管理特殊講義XIV:学術論文演習(B)
    図書館・情報学における研究課題設定、研究方法、データ分析、成果の口頭発表法、学術論文の書き方について、講義、演習、講評を通して一連のステップをなぞることにより、基本を身につけることを目指す。
  • 情報資源管理特殊講義XV:統計データ処理演習(A)
    社会調査の基本と調査・統計データの分析(検定・回帰)について学ぶ。
  • 情報資源管理特殊講義XVI:統計データ処理演習(B)
    社会調査の基本と調査・統計データの分析(検定・回帰)について学ぶ。
  • 情報資源管理特殊講義XVII:図書館情報技術演習(A)
    図書館業務に関連する最新の情報処理・ネットワーク技術について学ぶ。
  • 情報資源管理特殊講義XVIII:図書館情報技術演習(B)
    図書館業務に関連する最新の情報処理・ネットワーク技術について学ぶ。
  • 情報資源管理特殊講義演習T,II
    少人数の研究会で修士論文執筆指導を行う。
  • 情報資源管理特殊講義演習III,IV
    図書館・情報学の研究文献を読み,要約を作成し,発表し,議論をする抄読会を行う。

(「特殊講義演習」以外は隔年開講)

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