前田 廉孝 研究会 |
テーマ |
日本近現代史 / 日本植民地史 |
ゼミ紹介 |
前田ゼミの特徴は,海外(台湾)で歴史学を学ぶ大学生との国際学術交流にあります。この交流を毎年5月と9月にそれぞれ東京と台北で実施し,準備とプレゼンテーションは全て英語で進めています。以上と併行し,本ゼミ・夏合宿の研究報告,サブゼミの輪読・レポート執筆を通じ,卒業論文の学術的水準向上を目指しています。卒業論文のテーマは担当教員の専門(経済史・経営史)と異なる分野でも近現代であれば全く構いませんが,いずれのテーマでも客観性の高いエビデンスの提示を求めています。近現代史研究は資料として記述史料のみならず数多くの数量データが利用可能な時代を対象とし,社会科学の汎用的な手法を適用できます。その場合に記述史料と数量データの併用が不可欠となり,前田ゼミでは双方を駆使することで説得力が高い卒業論文の完成を目指しています。 |
活動頻度 |
本ゼミ:週1コマ |
人数 |
4年生:13人 / 3年生:9人 |
活動内容 |
本ゼミ |
- 卒業論文研究報告(日本語)
- 国際学術交流準備報告(英語)
- テキスト輪読・レポート執筆・ディスカッション(英語・日本語)
※1年間でテキスト(専門学術書)8冊を読破します。
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夏合宿 |
- 卒業論文研究報告(日本語)
- 国際学術交流準備報告(英語)
- 輪読テキストディスカッション(日本語)
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台湾国際学術交流(国立台北大学) |
- 学術プレゼンテーション・ディスカッション(英語)
- 東京・台北近郊での合同エクスカーション(英語)
慶應義塾未来先導基金2023年度公募プログラム「慶應・台北大共同「帝国日本」植民地史研究プロジェクト:東アジアの共生に向けた歴史認識の醸成を目指して」の一環として実施します。
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韓国短期留学プログラム(啓明大学校)[希望者のみ] |
- 韓国国立国際教育院主催 日韓共同高等教育留学生交流事業学部短期課程"Humanities, Social Sciences, and Culture Convergence Program on the Basis
of Economics and Finance"への参加(英語・日本語)
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OB会 |
- 前田研究会三田会との交流(日本語)
- 台湾三田会との交流(日本語)
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テキスト |
- 伊藤潔『台湾:四百年の歴史と展望』中公新書,1993
- 市村英彦・岡崎哲二・佐藤泰裕・松井彰彦『経済学を味わう:東大1,2年生に大人気の授業』日本評論社,2020
- 野村康『社会科学の考え方:認識論,リサーチ・デザイン,手法』名古屋大学出版会,2017
- 宮本又郎・阿部武司・宇田川勝・沢井実・橘川武郎『日本経営史』有斐閣,2007
- 深尾京司『世界経済史から見た日本の成長と停滞:1868-2018』岩波書店,2020
- 清水唯一朗・瀧井一博・村井良太『日本政治史:現代日本を形作るもの』有斐閣,2020
- 堀和生・木越義則『東アジア経済史』日本評論社,2020
- 前田廉孝『塩と帝国:近代日本の市場・専売・植民地』名古屋大学出版会,2022
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